栗の拾い方や取っていい栗,取らない方がいい栗の違いは?

9月に入りお店でも栗を見かけることが多くなってきたのではないでしょうか。

食欲の秋ということで、栗は本当にさまざまな調理方法があり、この時期とても重宝されます。

しかし、栗は食以外にも楽しみ方はありますよね。

それが栗拾いです!

栗拾いはご家族でも楽しめますし、カップルでも楽しめますし、誰とでも楽しめるイベントではないでしょうか。

今はこんなご時世だからこそ、野外で、ソーシャルディスタンスを保つことができることをしたいですよね。

栗拾いはそれにぴったりですよね。

榊農家ですが、栗も育てているため、今回は栗の拾い方や、取った方がいい栗、取らない方がいい栗などについてご紹介していこうと思います!

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栗拾いに必要な道具

栗拾いの観光農園をしているところでは、ほとんど必要な道具を準備してくれていると思います。

しかし、栗拾いにはどんなものが最低限必要なのか、また個人的に用意した方がいい物などを合わせてご紹介していきます。

・バケツ
・火ばさみ
・軍手
・帽子
・長靴
・長袖長ズボン
・虫除けスプレー

恐らくですが、バケツや火ばさみ、軍手なんかは各農園さんにあると思いますがそれ以外の物は各自で用意した方がいいと思います。

まず帽子ですが、収穫の時期になると、栗が木から落ちてきたり、イガに入った状態でぼとぼと落ちてくることがあります。

大きな栗の木ですと、かなりの高さからそれらが落ちてくるため、頭に当たると本当に痛いです!というかイガが頭に当たったら大変です。

実際僕も頭に当たったことがあるのですが、帽子がなかったら大変なことになっていたと思います。

そのため帽子は絶対に必要です。

農作業をやったことがある方はお分かりになると思いますが、肌を出して収穫作業をするのって危ないですよね。

虫にも刺されますし、何が起こるかわかりません。そのため、長袖長ズボン、長靴というのは是非準備していただきたいです。

またこの時期気温も下がってくるため、虫の行動も活発になります。念の為虫除けスプレーを持参することをおすすめします。

栗の拾い方

それでは栗の拾い方について早速みていきましょう!

今からご紹介する方法は、なるべく栗を傷つけない方法です。そのほかにも方法はあると思いますが、効率的に考えてもこれから紹介する方法が一番いいのかなと思います。

栗はこんな感じで落ちているものを狙いましょう。(後程、拾った方がいい栗や拾わない方がいい栗をご紹介します)

栗を見つけたら、まずはこんな感じで栗を両足で挟みましょう。

両足で挟んで、火ばさみで栗を取るのが基本ですが、この栗のようにまだ全部むき出しになっていない場合、火バサミで取るのは難しいです。

そのためこのように、少し足でむいてあげると取りやすくなります。

やり方ですが、片方の足でイガを固定し、もう片方の足で、伊賀を割くような感じで少し力を入れて踏んでみてください。

そうするとイガがむけて、火ばさみで取りやすい状態になります。

こんな感じで栗全体が見える状態になったら、火ばさみでつかんでバケツに入れていきます。

補足説明
このとき、無理矢理火ばさみで取ろうとすると、栗に傷がついてしまう可能性があります。無理矢理取ろうとせず、まずは足や火バサミを使ってイガを開けて、完全に栗が見える状態になってから、収穫するようにしましょう。

拾った方がいい栗とは

栗拾いをしているといい栗と悪い栗があるのは当然です。

せっかく栗拾いをするならいい栗をたくさん拾いたいですよね。

取るべき栗はどんな感じなのかを写真でご紹介します。

これが一番ベストな状態です。

表面に艶があり、色も茶色より少し濃い色になっている栗が一番美味しいと言われています。

これは少しイガが茶色っぽいので落ちてから少し時間が経ってしまっていますが、中身はしっかりしています。

これは少し身が小さいですが、イガの色としてはこのくらいを目安に取るといいでしょう。

これは少し早いですが、イガががはち切れていて、実がしっかりしている証拠です。

これも上の方法で割るとすぐ簡単に出てきます。

基本的に上記のような栗を拾いましょう。

収穫のポイント
・イガの色が茶色すぎないか
・実の色はしっかりとした茶色か
・イガがしっかり割れているか

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拾わない方がいい栗

それでは逆にどんな栗を拾わない方がいいのでしょうか。

虫が食っている栗

実は栗って結構虫に食べられやすいんです。

こんな感じで黒い穴が空いている栗は虫が食っている証拠です。しっかりみないと気づかない場合もありますが、結構見分けはつけやすいです。

虫が食っている栗は味も落ちていて美味しくないため、取らないようにしましょう。

またこんな感じに黒くなっていたり、動物に食べられている栗もやめましょう。

割れ目も何もないイガ

こんな感じに割れ目も何もない青いイガはあきらめましょう。

無理矢理踏んで開くこともありますが、大体このようなイガに入っている栗は、小さいか、実も茶色くなく白いため、収穫に適していません。

こんな感じで白い栗の可能性が高いです。自然に空いていないイガは諦めて、割れ目があるイガを探しましょう。

干からびていたり、割れている栗

虫にも食われていなくて、白くない栗でも、上のように皮に筋が入っている栗は、落ちてから時間が経っている可能性が高いです。

このように古い栗も取らない方がいいです。

またこのように中には割れてしまっている栗もあります。

割れてしまっている栗は味は悪くありません。なので個人的には取ってもいいと思っています。

ただやはり見た目が悪いため、各自で食べるぶんにはいいですが、他の方にあげたりする場合はこのように割れてしまっている栗も拾わないようにしましょう。

栗の拾い方まとめ

いかがでしたでしょうか。

栗の拾い方は本当に簡単です。ただイガに触れると痛いので、注意をしながら栗拾いを楽しんでください。

楽しいはずの栗拾いで怪我をしてしまっては大変です。

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