9月に入って栗の出荷作業ばかりしていて、太陽光パネルの下に植えた約100本の榊のことを
完全に放置し、忘れておりました。
そしてその中の何本かが何かしらの理由で枯れてしまっていたのです。
榊は暑さに強いので、今年の夏はそこまで暑くなかったし大丈夫だろう!と
勝手に思っていたところこのような事態が発生してしまいました。
以前、榊の葉っぱの病気についての記事を書きましたが、そちらと少し重複する箇所も出てきますが、今回は榊自体が枯れてしまった原因を探っていこうと思います。
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榊が病気にかかってしまった場合
榊(榊の葉っぱ)が病気になってしまった場合、ほとんどの場合枯れることはありません。
しかし輪紋葉枯病という病気にかかってしまうと、枯れてしまいます。
上記の記事で榊にかかりやすい病気を紹介しています。
輪紋葉枯病という病気についても詳しく説明してありますので、合わせてお読みください。
榊が病気以外で枯れる理由とは
それでは榊が病気以外で枯れてしまう原因とは何なのでしょうか。
ほとんどの植物と同じなのですが、「水」が関係しています。
榊は少し変わった植物で、植えてから1ヶ月間くらい水をあげ続けてあげれば、そのあとは雨など自然に得ることができる水分で十分成長できます。
ここで問題なのが、なぜ「1ヶ月間」なのか。
これは僕の私見なのですが、この1ヶ月で根がしっかり張るということだと思います。
根が張らなければ、植物は栄養を十分に吸収できず枯れてしまいますよね。
そのための1ヶ月間、根が張っていない状態で榊は、水分を土の中から自分で取り込むことができないので、水やりが必要になるのだと思います。
さてこちらの榊、植えてから2〜3ヶ月経っていますが、枯れているのを発見しました。
落ちてしまった葉っぱを見ても、病気にかかったようではなかったので、おそらく病気以外で枯れてしまったのでしょう。
上でも少し記載しましたが、病気以外で榊が枯れる理由は「水不足」です。
最近は雨が降っていたし、なぜこのようなことが起きてしまったのか。
それは太陽光パネルが上にあるため、雨が土に十分浸透せず、榊が十分な水分を得ることができなかったためです。
植えてから2〜3ヶ月経っており、同じ条件である、他の95本ほどは枯れていないことから、個体差があるのは明らかですね。
しかし、根っこがどれだけ張っているかというのが問題です。
枯れてしまっている榊の根っこを見てみると、根腐れしてしまっているものもありました。
ということで、榊が病気以外で枯れる理由は、「根っこ」と「水分」が関係しているという結論が出ました。
水分だけの問題なら、他の榊も枯れているはずですもんね。
榊が病気かどうかの見分け方
榊が病気にかかっていたら、基本的に病気にかかっている葉っぱを全て取ってしまうか、
輪紋葉枯病は他の木にも移る可能性があるため、葉っぱなどをしっかり焼却しするなどの作業が必要になります。
しかし、ただ枯れてしまった榊はそのような必要は全くありません。
しかし、病気にかかってしまったのか、それともただ単に枯れてしまったのかって見分けがつきにくいですよね。
ここで何点か見分け方をご紹介していきます。
葉っぱはついているか、全部取れているか
こんな感じで、葉っぱ全体が茶色?黄土色?になってしまっている場合は、ただ単に枯れている可能性が高いです。
輪紋葉枯病以外の病気で、葉っぱがこのような状態になったり、落ちてなくなるということはほとんどありません。
輪紋葉枯病の場合、このように下の方から葉っぱの色が赤褐色化していき、枯れて落ちていきます。
ちょっと見にくいですげど、枯れている部分の色が違いますよね。
このように葉っぱはついているのか、色はどうなっているのかを参考にしてみてください。
1つだけか、それとも周りも枯れてしまっているか
水分不足で枯れてしまった場合は、その1本のみで、周りも全部枯れてしまうという可能性は低いです。
しかし、輪紋葉枯病の場合、1本の木が感染してしまうと周りの木々にも感染する可能性があり、
その1本を中心にどんどん枯れていってしまうこともあります。
不自然にある部分だけ枯れる榊が発生しだしたら、輪紋葉枯病を疑ってください。
この場合、枯れてしまった葉っぱや幹などを全てその場から取り除き、焼却することをお勧めします。
榊が枯れる原因まとめ
いかがでしたでしょうか。
榊をしっかり育てるためには、最低でもまずは1ヶ月間、土が乾いていたら水をあげるようにしてください。
この1ヶ月で根がしっかり張れば、枯れる可能性も低くなるでしょう。
榊は成長がゆっくりなので、1本枯れてしまうととても悲しい気持ちになります。
どうか皆さんが同じ気持ちにならないことをお祈りします。
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