榊栽培肥料のやり方や種類,量を写真付きで紹介!鶏糞,発酵油かすを使用

この記事を書いているのが1月なのですが、

榊農家にとって冬の期間は榊栽培でも重要な時期になります。

と言うのも寒い時期特に1月〜2月の間に肥料を与える必要があるからです。

”与える必要がある”と書くと少し語弊があるかもしれません。肥料は与えなければならないわけではありませんが、

今後の成長に関わってくるためとても重要な作業になります。

僕は榊農家なんですが、特に購入しにくい、手に入れにくい肥料を使用しているわけではありません。

ホームセンターで売っているような肥料を使用していますので、

個人で榊を育てている方にとっても参考にしていただける記事になっております。

それでは榊栽培における肥料についてご紹介していきます!

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榊栽培において肥料のタイミングが1月〜2月に行う理由

まずは肥料についてお話しする前に、なぜ榊栽培では肥料を1月〜2月に行う必要があるのかを説明します。

これは他の植物、樹木、果樹にも共通していることなのですが、

榊も寒い時期には根が休眠状態になります。

この時期に肥料を行うことで、その年の健康維持や成長、新芽を生やすエネルギーを蓄えることができます。

もちろんこの時期に肥料をあげないと、病気になったり成長しないというわけではありません。

ただこの時期に行うのが効果的かつ効率的であるということです。

1月〜2月という範囲も地域によって変わってきます。

確実に根っこが休眠状態に入った時に肥料をあげたいので、平均気温が一番低い時期に肥料をあげるのがベストのタイミングです。

正直僕の地域だと1月はまだ少し暖かいのでちょっと早かったかなと思うのですが。。。

使用する肥料の種類

それでは今回僕が使用した肥料をご紹介していきます。

いくつかありますので、手に入れやすいものや近くのホームセンターで購入できるものを各自で選んでみてください。

鶏糞

まずはこちら鶏糞です。

左側の透明の袋に入っている鶏糞は糞の形状がしっかり残っているタイプ、形がしっかりしているため、時間をかけて土に栄養が浸透していきます。

右の白の袋に入っている鶏糞はある程度粉砕されたものです。

右側の鶏糞は他の有機肥料と合わせて使用することができます。用途に合わせて使い分けていきます。これは後ほどご紹介します。

補足説明
榊に適している肥料は即効性の低いものです。根っこが眠っているので、即効性の肥料を撒いてもほとんど意味がありません。そのためゆっくり土に浸透していくタイプの肥料を選ぶようにしましょう。

牛糞はどうなの?と思った方もいると思います。

実は牛糞のメインの効果は土をふかふかにするなどの土壌改良にあります。僕は他の堆肥を使用しているため、牛糞は使用しておりません。

鶏糞は価格も安く、牛糞よりも栄養が豊富なのでおすすめです。また個人的な問題で、僕は鼻が良すぎるので牛糞は匂いがキツすぎて使用は避けています。。。

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有機肥料(発酵油かす、バットグアノ)

発酵油かすは万能な有機肥料ですね!ご存知の方も多いのではないでしょうか。

もちろん榊にも使用可能です。

バットグアノはその名の通りコウモリの糞から作られた有機質の肥料です。

リン酸を多く含んでおり、花や果実を大きくする効果があるとされています。正直榊にはどうかなと思ったのですが、

一応榊も実をつけますからね。試しに使用してみることにしました。

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榊への肥料のやり方や量

それでは榊栽培における肥料のやり方や量などを写真と合わせて1つ1つご紹介していきます!

榊周りの雑草を取る

まずは榊の周りに雑草が生えていたら、その雑草をなるべく取りましょう。

こんな感じにきれいになれば大丈夫です。

雑草の根っこ残っていると、そっちにも栄養がいきかねないのでなるべく根っこから取るようにしましょう。

肥料の量など

それでは榊1本に対する肥料の量をご紹介します。

左側が形状が残っているタイプの鶏糞、右側がある程度砕かれた鶏糞です。

かなり見た目に違いがありますね。

量としての目安はこのくらいです!

ヨーグルトのカップ一杯くらいで僕は鶏糞を撒いています。

もちろん個体差はあるため、全てが全て同じ量になるとは限りません。そこは榊の根っこの大きさを想定し、量を定めてみてください。

肥料の撒き方

肥料にも撒き方があるのをご存じでしょうか。

肥料は根っこの先端部分からよく吸収されます。逆に幹に近い部分からはあまり栄養を吸収しません。

そのため、肥料を撒く時は、榊の根っこの先端付近に撒くように心がけましょう。

といっても榊の根っこがどこまで伸びているのかなんて土の上からじゃ分かりませんよね。

なのでそこは大体でいいのですが、なるべく幹のすぐ近くではなく、少し離れた通りに円を描くように撒くようにしましょう。

油かすを撒く場合は少し変わります。

こちらが発酵油かすです。意外と大きいですよね。

これを鶏糞と同じように撒いてしまうととんでもないことになってしまうので、絶対にしないようにしましょう。

この写真は少し近すぎたのですが、油かすは1つの榊に2〜3つほど使用します。

このように植物を挟むようにしておくといいです。

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榊栽培における鶏糞の使い分け

上記で、形状が残っている鶏糞と、粉砕されている鶏糞を使い分けるとしました。

形状が残っている方は遅効性があるため榊にはもってこいです。しかし粉砕されている鶏糞のように他の有機肥料と合わせて使用することは推奨されていませんでした。(もし他のブランドの鶏糞が使い合せOKならすいません!)

太陽光パネル下の榊の成長がなかなかみられないため、小さな榊には粉砕されている鶏糞と、発酵油かすまたはバットグアノを合わせて使用することにしました。

またこのように僕の背丈ほどある大きな榊には、遅効性のある形状が残っている鶏糞のみを使用することにしました。

これはどちらが正解かまだ分かっていません。成長過程を見つつ、また記事にしていけたらと思います。

榊栽培における肥料についてまとめ

いかがでしたでしょうか。

榊への肥料は何が正解で何が不正解というものはないと思います。もちろん適性はありますが。

量をしっかり守り、肥料をやる時期を間違えなければ大丈夫です。

榊は成長が遅くて焦ってしまう気持ちもわかりますが、慌てず慎重に綺麗な榊を栽培しましょう!

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