3月に入りすっかり冬が過ぎ去ったような季節になりましたね。連日20℃を超えて農作業が気持ち良くできるようになってきました。
農作物たちはどんどん新芽を出す準備を整えています。僕のブルーベリーもいくつか芽が出てきているものがあり、ついにこの時期がやってきたなと感慨深いものがあります。
さて3月に入り暖かくなってきたら「春肥」の時期ですね。
というわけで今回はブルーベリーの肥料のやり方を写真付きで紹介します!また肥料をやる時期や注意点等も一緒にシェアしていきます!
Table of Contents
ブルーベリーに肥料を与える時期
ブルーベリーに肥料をあげる時期は大きく分けて3つあります。
それぞれ使用する肥料も違ってくるのですが、ブルーベリーに肥料を与える時期をわかりやすく簡潔にまとめていきます。
元肥
元肥とはブルーベリーを植え付ける際に土に混ぜる肥料のことです。
元肥の時期はブルーベリーの植え付けに適している11月〜12月または3月〜4月の間に行います。
元肥はゆっくりと肥料の成分を土に浸透させるために「油かす」等の有機肥料を使用します。
油カスはこんな感じの固形のやつです。速効性ではないのでゆっくりと養分が染み出しブルーベリーの成長を助けます。
肥料のやり方は、油かす4個ほどを樹木の周りに置くだけで大丈夫です。
ブルーベリーの植え方については上の記事にまとめていますので、合わせてお読みだくさい!
春肥
今回この記事で紹介するのが「春肥」です。
この春肥は新芽を伸ばすのを手助けする役割があります。種類や気候によって新芽が出る時期は異なりますが、
新芽が出る前に行う必要があります。
春肥を与える時期としては3月〜6月ほどが適正だと言われています。
肥料はこの時は油かす等の有機肥料・遅効性のものではなく、化成肥料を使用します。
今回僕が使用した肥料は後ほど記載しますが、窒素やリン酸、カリ等が入ったものを使用しましょう。
市販のもので十分です。
追肥
追肥は収穫が始まる頃6月〜7月頃に行いましょう。追肥は果実を実らせるための体力をつけること目的として行います。
追肥は1回のみではなく2回行うといいでしょう。
2回目の追肥は収穫が終わる9月頃がおすすめです。果実を実らせるために樹木は疲れてしまっているので、その疲れを癒し、翌年の成長に活かせるようにするのが目的です。
追肥は速効性のある化成肥料を使用します。
使用した肥料
今回僕が使用した肥料はこちらです。
どこで買ったのかは覚えていませんが、ネットショッピングかカインズホームだったような気がします。
ブルーベリーの肥料はホームセンター等で販売しているものを使用すれば十分です。
こちらが成分です。
地植えのブルーベリーの肥料のやり方
さてそれでは地植えのブルーベリーの肥料のやり方を写真付きで説明していきます!
見えますかね?こちらが今回肥料を行うブルーベリーです。
育て始めてから3年目かな?獣害でなかなか大きくなりませんでしたが、去年くらいからスクスクと成長してきました。
こちらはラビットアイ系のブルーベリーですが、今回使用する肥料は、ラビットアイ系、ハイブリッシュ系どちらにも使用できます。
肥料は土の上に撒けばいいのではありません。吸収をより早く、正確に行わせるため上のように樹木の周りに穴を掘ります。
なぜこのようなことをするかというと、肥料から栄養を吸収するのは根っこの先端なのです。
そのため樹木のすぐ近くに肥料を施しても正直意味がありません。(もちろん意味は少しはあると思いますが効率的ではありません)
そのため根っこの先端部分にちょうど肥料がいくように、このように丸く穴を掘って肥料をそこに施していきます。
穴は10cmほどで大丈夫です。
しかし実際どこまで根っこが張っているか土の上から判断するのは難しいですよね。その際目安になる方法があります。
よく言われているのが、枝が伸びているところまでは根っこが伸びているということです。
上の写真で言うと、赤い丸の部分まで根っこが伸びていることが予想されます。
根っこを切ってしまっては元も子もないため、その点よりも少し外側に穴を掘ります。
このブルーベリーは一本枝が横に伸びているので、このような変な形の円になりました。
この形は個体によって変わってくるので、まずは枝がどこまで伸びているのかを見て根っこがどこまできているのかを予想。そしてそれより少しだけ外側を掘るようにしましょう。
右側は個体が小さなブルーベリーです。枝がそこまで伸びていないため穴も必然的に小さくなります。
少し見にくいと思いますが、穴の白い部分が肥料を施した場所です。
肥料の量としては10g〜20gが均等に撒かれるようにしましょう。肥料のやりすぎは禁物です。
肥料をやり終えたら、肥料が流れ出てしまわないようにしっかり土を元に戻しましょう。
ブルーベリーに肥料を与える際の注意点
肥料を与える際の注意点は基本的にはどの植物にあげる際と同じですが、
まとめると以下のようになります。
・肥料のあげすぎはダメ・根っこを切らないようにする
・土が乾燥していないかも一緒に確認/box]
肥料のあげすぎはもってのほかですね。人間も食べ過ぎは良くないのと同じように、肥料の与えすぎは植物が胸焼け状態になってしまい、成長を阻害してしまいます。
肥料はたくさんやればいいのではなく、適量を与えるようにしましょう。といっても個体によって大きさも違うので、やはりちょっとずつ肥料をやり様子を見ながら量を増やしていくのが賢明ではないでしょうか。
根っこを切らないようにするのは上で述べた通りです。肥料の養分は根っこの先端から吸収されるため、それを切ってしまったら大変ですよね。
穴を掘る際も余裕を持って、掘りすぎないように注意しましょう。
3つ目の土が乾いてないかについてですが、穴を掘れば湿っているか湿っていないか土の色を見ればわかりますよね。
ブルーベリーは乾燥に弱い植物です。もし肥料をやる際に土が乾いていたら、今後しっかりと水を与えるようにしてください。
ブルーベリー肥料やり方や時期,地植え,量,注意点のまとめ
いかがでしたでしょうか。
穴を掘るのは少し労力が入りますし繊細さが必要ですが、それでも美味しいブルーベリーを実らせるために必要な作業です。
肥料をしっかり施し、美味しいブルーベリーを一緒に作っていきましょう!