12月に入りどんどん気温が下がってきましたね。
比較的暖かい地域なら作物が枯れてしまう心配をしなくてもいいですが、
気温が氷点下まで下がったり、霜や雪が降る地域は、寒くなる前に作物等に防寒対策を施す必要があります。
種類にもよりますが、ブルーベリーは比較的寒さに強い作物です。
また美味しい果実を実らせるために、ある程度の寒さに晒すことはブルーベリーにとっては大切なことです。
それでも霜は繁殖力、生命力が強い雑草まで枯らしてしまいます。
せっかく育ててきた作物が1日の霜や雪で枯れてしまったら本当に悲しいですよね。
今回はとても簡単にできるブルーベリーの防寒対策、霜対策をご紹介していこうと思います!
Table of Contents
籾殻を使用した霜・雪対策
籾殻はブルーベリーだけではなく、様々な作物を育てる際より良い土を作るときにしようされます。
というのも、籾殻は腐食(分解)が進むのが遅いため土壌の保湿、通気性の向上に役立ちます。
ブルーベリーは酸性の土壌を好むので、籾殻を使用する際は少し注意が必要ですが、
今回はこの籾殻を霜・雪対策に使用していこうと思います。
こちらが今回使用した籾殻です。
ご近所さんにお米を栽培している農家の方がいるんですが、その方から頂いたものです。
どのくらいの量頂いたのか定かではないですが、結構な量をいただきました。
こんな感じです。
籾殻は農家にとっては必需品とまではいかないですけど何かと役に立つものです。
今回は地植えのブルーベリーの霜・雪対策に使用していきます!
ブルーベリーを植えた場所の環境
その前に僕の農場の環境をご紹介します。どんな環境にあるのか知っておいた方が参考になると思いますので。
こちらのページを見ていただくと早いのですが、僕の農場は静岡県の山の中に位置しています。
冬は平地より2〜3度ほど気温が低く、霜は1月〜2月にかけてたまに降り、雪も年に数回ほど降る場所です。
そこまで極寒の場所ではないですが、山の中なので冬の夜から朝にかけて気温がグッと下がります。
そのような場所にブルーベリーを20本ほど植えました。種類は基本的にラビットアイ系とノーザンハイブッシュ系のブルーベリーを植えています。
籾殻を使用したブルーベリーの防寒対策のやり方
それではもみ殻を使用したブルーベリーの防寒対策のやり方をご紹介していきます!
このブルーベリーを使用して籾殻を使用した防寒対策をご紹介します。
こちらのブルーベリーは植えてから3年経過しています。種類はラビットアイです。ラビットアイ系もノーザンハイブッシュ系もやり方は同じなのでご安心ください。
理想としては籾殻をブルーベリーが埋まっている場所全体の土の上に撒くことができればいいのですが、
あいにくそんな大量の籾殻がないため、今回は最低限の対策として「ブルーベリーの根っこの上」に籾殻を撒いていくことにしました。
でも根っこの上と言っても根っこが見えないのでなかなか難しいですよね。
確実ではないですが、簡単な見分け方があります。
樹木が伸びている場所までは根っこが張っていると思ってくれていいです。
上の写真で言うと、枝が四方八方に広がっていると思うのですが、それと同じくらい根っこが地面に張っていると言うことです。
見にくいですけどわかりますかね?
この黄色っぽいのが籾殻なのですが、おそらく根っこは籾殻をまいた辺まで張っていると予想することができます。
心配な場合はもっと広めにとっても構いません。
あとは籾殻で作った円の中に籾殻を撒いていきます。
籾殻は均等に撒いていき厚さ5cmほどを目安としてください。
また植えたばかりのブルーベリーは根っこはたくさん張っていません。根っこが張っていない作物は寒さで枯れてしまう可能性が高いです。しっかり防寒してあげましょう。
籾殻がない場合の簡単な防寒対策
籾殻が手に入らないと言う場合は、藁や枯れたススキを使用するといいでしょう。
やり方は上の方法と同じなのですが、藁や枯れたススキを用意したら根っこの周りに敷いてあげるだけです。
風が強いと舞っていってしまうことがあるので、その上から少量の土をかぶせてあげるとそれを防ぐことができます。
これだけでかなり違うと思います。全く何も敷いていない場合、霜がどんどん土の中に浸透していきますが、
藁やススキを敷いてあげるとそれを防ぐことが可能です。
要は根っこが生き残れば作物は復活します。根っこが枯れてしまうと作物は復活しません。
必ず土が剥き出しになっていないことを確認し根っこを守るようにしてください
ブルーベリー霜・雪対策まとめ
いかがでしたでしょうか。
籾殻は雪や霜対策にも使用することが可能です。今回ご紹介した方法はとても簡単ですが、
とても効果的な方法です。
雪や霜が降りる前に必ず対策するようにしましょう!
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