ブルーベリーの防鳥対策、みなさんはどうしてますか?
僕も農場に30株ほどのブルーベリーを栽培場しているのですが、だんだん大きくなってきて、
たくさんをつけ始めました。
昨年も実は身をつけていたのですが、明らかに減っている時がありました。
もともとブルーベリーの周りはネットで囲っているので、鹿等の動物ではないのは確かでした。
僕の農場は山に囲まれているので、鳥もたくさんいます。そのため今年は防鳥ネットも張ることにしました。
今回は僕が実際に行ったブルーベリーの防鳥ネットの張り方等をご紹介していきます!
Table of Contents
ブルーベリーの鳥獣害
農家にとって鳥獣害・獣害は大きな損失になりかねないためどうしても防がなくてはなりません。
しかし、敵が分からないと対策方法もわからないですよね。
今回はこちらのサイトを参考にさせていただいたのですが、
ブルーベリーの主な鳥獣害は「ヒヨドリ」、「椋鳥」、「スズメ」、「カラス」。
獣害としては「イノシシ」、「サル」、「タヌキ」等挙げることができます。
となると、ブルーベリーの周囲と上を囲わなくてはいけません。
僕の農場ですと、鳥やサル、イノシシ等が出没しているので同じ状況と言えるでしょう。
防鳥ネットを張る際に使用する道具
防鳥ネットの張り方の前にまずは使用する道具を説明していきます。
今回は防鳥ネットのみではなく、ポールや支柱の建て方についてもご説明していきます。
ネットを張る支柱やポール
まず防鳥ネットを取り付ける支柱やポールについてです。
今回はキウイ棚を製作した時のやり方を応用しました。
やり方や必要な道具は以下の記事に詳しく記載してあります。
広さにもよりますが、使用した道具は以下のとおりです。
・単管パイプの土台
・土台を支えるためのブロック
・砕石×4袋くらい(必要な場合のみ)
・クランプ(直交クランプ、自在クランプ)(箱買い)
・単管パイプ
・水平器
・穴を掘るくわ
全てカインズホームで購入しました。
支柱でも大丈夫かもしれませんが、なぜ単管パイプを使用するかについては後ほど記載していきます。
![](https://i0.wp.com/beatruefarmer.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png?resize=32%2C32&ssl=1)
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防鳥ネットを張る際に使用する物
今回使用したのがこちらの防鳥ネットです。
![](https://i0.wp.com/beatruefarmer.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_0668.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
こちらもカインズで見つけたネットです。ネットは切ることもできるため、大きさは自分に合ったものを購入してください。
あとは、ロックタイです。
あとはハサミもあると後々便利です。
おそらくこちらが同じタイプの防鳥ネットです。
防鳥ネットの張り方
今までブルーベリーの鳥獣対策は、ブルーベリーの上にネットを被せるだけでしたが、
収穫の際めんどくさいし、ネットに実や葉っぱがからみとれてしまうことがありました。
そのため今回は単管パイプを利用し上全体にネットを張る方法を行います。
また単管パイプを利用すれば上だけではなく、周囲にもネットを張ることができるため、
鳥だけではなく、獣害対策も同時に行えます。
さて、単管パイプの作り方ですが、上にも記載の通りキウイ棚の作り方を元に作成しました。
傾斜が違うだけでほとんど作り方は同じなので参考にしてください。
![](https://i0.wp.com/beatruefarmer.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_0657.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
太陽光パネルの下段にブルーベリー畑を作ったので、結果的に太陽光パネルのすぐ下に棚を作りました。
この様に横もしっかり防ぐことができます。小動物から鹿もこれでしっかり防げています。
ネットは高さ1mの網目が細かいネットと、2mの網目が粗いネットを使用しています。
支柱で作ると風で折れてしまったり、万が一動物に突進されると簡単にひん曲がってしまうため、単管や金属製の硬いポールを使用することをおすすめします。
それでは単管パイプ等で棚を作ったとして、次はネットの張り方に移っていきます。
![](https://i0.wp.com/beatruefarmer.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png?resize=32%2C32&ssl=1)
ネットに紐を通し仮止めする
![](https://i0.wp.com/beatruefarmer.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_0670.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
この鳥獣ネットにはネットとこのようなワイヤーが入っています。
このワイヤーはすごく細くて安っぽいので、自分が持っている物を使用したい場合は代用も可能です。
![](https://i0.wp.com/beatruefarmer.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_0671.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
この青い部分にワイヤーを通していきます。
このワイヤー正確に通さないと後々大変なことになります。必ず全ての青い枠の真ん中を通す様にしてください。
![](https://i0.wp.com/beatruefarmer.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_0683.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
両サイドの青い部分のネットにワイヤーを通したらポールに仮止めしましょう。(ワイヤーを結びつける)
端から端まで(届くとこまで)両方のワイヤーを結びつけてください。
ネットをのばしていく
![](https://i0.wp.com/beatruefarmer.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_0676-e1683788170615-300x196.jpg?resize=300%2C196&ssl=1)
両方のワイヤーを張ったら、ネットをのばしていいきます。
結構伸びるので少し強めに引っ張った方がたるみがなくなります。
今は仮止めの状態なので、まずはどこまでこのネットが伸びるのかを確かめましょう。
![](https://i0.wp.com/beatruefarmer.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_0674.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
ネットを張るには最低2人は必要です。僕は2人で行ったのですが、それでも結構大変でした。
4人がベストですがそこまで人がいないときは、このように支柱にネットを掛けておくと、引っ張った時に反対側も引っ張られることを防ぐことができます。
本留め
それでは仮留めしていたワイヤーを本留めしていきます。
![](https://i0.wp.com/beatruefarmer.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_0677.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
こんな感じでネットをポールにロックタイで固定していきます。
しっかりネットの大きさを測ってから棚を作れば隙間はできませんが、もちろん誤差は出てしまうのでその場合もロックたいで、なるべく隙間ができないように閉めてしまいましょう。
しっかり引っ張ってたるみがないようにネットを留めるようにしてください。
隙間があると鳥が入ってくる可能性があります。
![](https://i0.wp.com/beatruefarmer.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_0679.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
こちらが完成形となります。
筋違が邪魔でポールの上にワイヤーを通すことができなかったので、少し低くなってしまいましたが、概ね予想通りに防鳥ネットを設置することができました。
周囲を囲う
上だけ囲っても周りから入ってきてしまっては意味がないので、必ず周囲も囲いましょう。
![](https://i0.wp.com/beatruefarmer.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_0694.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
僕は上で紹介したネットの2mタイプのものを周りに巻いています。
黄緑色のネットがそれです。網目は細かいものを選びましょう。
獣害対策の粗いものだと鳥が入ってきてしまいます。
こうすることで四方を囲うことができます。
防鳥ネットを張る際の注意点
防鳥ネットを張る際に注意しておくといいポイントをいくつか紹介します。
![](https://i0.wp.com/beatruefarmer.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_0675.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
ネットはこの様に細くて多少粗いです。もちろん鳥は入ってこれない大きさですが、
色々なものに引っ掛かります。
ブルーベリーの木に引っかかった状態で引っ張ると大切な身や葉っぱ、枝が折れてしまうこともあります。
必ず何も引っかかっていないか確認してから、ネットを引っ張るようにしてください。
またネットが中途半端に足りなくなってしまうことがあります。
![](https://i0.wp.com/beatruefarmer.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_0678.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
切ってしまうのももったいないので、このように紐を引っ掛けて近くのポールに結びつけましょう。
反対方向から新しいネットで覆ってしまえばいいので、もし中途半端に隙間ができてしまっても、
切ったりせず紐などを通すなどして活用してください!
あとは、ワイヤーやネットはとても細いため引っ張りすぎると切れてしまうことがあります。
あまり引っ張りすぎず、少し余裕をもって結びつけてください。
追記
鳥獣対策のネットを張ってから数週間ほど効果があるのか観察してみました。
数回小さな鳥が入っているののを見かけました。おそらくヒヨドリか何かでしょう。
![](https://i0.wp.com/beatruefarmer.com/wp-content/uploads/2023/07/IMG_0852.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
どこから入ったのか探してみると、上の写真のような小さな隙間から中に侵入していました。
鳥は思ったほど賢く、隙間がないかブルーベリー畑の周りを旋回していました。
![](https://i0.wp.com/beatruefarmer.com/wp-content/uploads/2023/07/IMG_0853.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
上の写真のようにロックタイ等を使用し、ネット同士の隙間を無くしましょう。
ブルーベリー防鳥ネット張り方まとめ
いかがでしたでしょうか。
そこまで時間はかからずにネットを張ることができますが、最初のうちは仕様に慣れず苦戦すると思います。
そのうちコツを掴んできて作業効率も上がると思うので心配しないでください。
取り外しも、ロックタイを切ってワイヤーを外すだけなので次の年も活用可能です。
もし質問等何かありましたら、コメント欄にご記入ください!
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