榊獣害対策のやり方!太陽光パネル下の榊を野うさぎから守る

資格試験がありなかなか記事を更新できなくて申し訳ありませんでした。

以前の記事でも申し上げた通り、太陽光パネル下に植えてある榊が、

20本ほど食べられていたという事態が発生しました。

僕の農場の周りには鹿が住んでおり、獣害が頻繁に発生していたため、太陽光パネル周りにネットを設置し、鹿が侵入できないような処置をしました。

しかし、このネットは網目が大きすぎて小動物なら簡単に侵入できてしまいます。

実際、僕が作業中に野うさぎが3匹ほどネットをすり抜けて太陽光パネル下に入っていくのを目撃しました。

ということで今回は、鹿対策ではなく、野うさぎのような小動物が榊を食べてしまわないような対策を考えました!

 

<スポンサーリンク>

 

これまでに行っていた対策

これまで行っていた獣害対策は、基本的に鹿に対するものだけです。

太陽光パネル鹿対策ネットを使う簡単な獣害対策の方法を紹介!

2021年7月25日

こちらの記事に太陽光パネル下の榊を守る方法を記載してあります。

鹿対策のネットを張っていてもこのように食べれられてしまいました。

食べられてしまった榊に共通していたことは、どれも背丈が小さいということです。

また大きい榊も、下の部分だけかじられていたり、葉っぱがなくなっていました。

鹿でしたら、1mほどある榊でも普通に食べるので、鹿ではないと断定しました。

というのも、太陽光パネル周りに設置したネットは上のように、小さい動物なら簡単にすり抜けてこれる大きさだったので、野うさぎ程度なら入ることができます。(実際に入っているのを目撃しました)

これだといくら榊を植えてもすぐに食べられてしまうため、新たな策を講じました!

※もちろんこちらの網目が荒いネットでの鹿対策の効果はあります。

獣害対策に必要な道具

今回行う獣害対策に必要な道具は以下の通りです。

・支柱(1つの苗につき4本)
・網目が小さいネット
・ハンマー
・ロックタイ

ネットはこのような網目が小さいものを選びましょう。囲いに使うネットの目が荒いと全く意味がありません。

支柱は特にこれを使ってくださいというものはありませんが、1本は支えに使うので太めの物を、ほか3本はこの写真のように細めのものを使うといいでしょう。

この対策は背丈が低い榊にのみ行うので、支柱の高さも2mなど必要ありません。

 

野うさぎ(小動物)の獣害対策

網目が大きいネットを一度取り外して、網目が小さいネットをもう一度張り直せばいいのですが、

それだとコストと時間が膨大にかかってしまうため、小さい榊を一個ずつネットで囲う方法にしました。

<スポンサーリンク>

榊の横に支えとなる支柱を設置

榊の横にこのように太めの支柱を一本挿します。

この際、榊の根っこを傷つけないように苗から少し離れた場所に挿すようにしましょう。

支えとなる支柱なので、なるべく深く差し込んでください。この際ハンマーで叩くと簡単に入ります。

細い支柱を挿す

 

 

細い支柱は地中深くまで差し込む必要はありません。細いのでハンマーで打つと折れてしまうので、

手で軽く支柱に押し込む程度で大丈夫です。

支柱を指す場所はどこでもいいのですが、苗に近すぎると、ネットをする意味がなくなってしまうので、

少し離れた場所にしましょう。

 

場所が決まったら、太い支柱にロックタイで結びつけてください。

しっかり固定していれば、細い支柱を地中に挿していなくても倒れることはありません。

僕は一箇所しか固定していませんが、心配なら何箇所か固定しておきましょう。

これで骨組みは完成です。

ネットを巻いていく

骨組みができたら、最後にネットを巻いていきます。

ネットの長さは支柱の位置によって異なりますが、僕は1m60cmで一周巻けるようにしました。

ちなみに高さは1mのネットです。小さい榊のみなので、高さはそこまで必要ありません。

まずはこのように下の部分からロックタイで固定していきましょう。

この際、下に隙間があるとまた野うさぎが入ってきてしまう可能性があるため、

しっかり固定し隙間を作らないようにしてください。

どうしても隙間ができてしまう場合は、石を置いたり、砂を盛って中に入れないようにしましょう。

下の固定が終わったら、上を止めていきましょう。

1mもあれば野うさぎは入ってくることはまずないので、上の部分は下よりしっかり止めておく必要はありません。

このくらいの隙間があれば榊の成長にも問題ないでしょう。野うさぎが入る余地もありません。

最終的にこんな感じになりました。

太陽光下の榊は100以上あるため、まだ全然終わっていませんが、今回は食べられてしまった榊を植え替えて、それらを囲う作業を行いました。

<スポンサーリンク>

追記

上記のやり方はまだ榊が小さい時の対処法です。

榊がある程度大きくなってきたら、このようなネットの張り方は榊の成長を阻害してしまいます。

現在はこのように太陽光パネルの足組にネットを張っています。

榊の周りにネットを張ると榊がストレスを感じしてしまうことがあるので注意してください。

太陽光パネル下榊の獣害対策まとめ

いかがでしたでしょうか。

まさか野うさぎがいるなんて思わなかったので、鹿のみの対策をしたのが裏目に出てしまいました。

獣道もたくさんありますが、鹿が中に入った形跡はなく、なぜ食べられていたのかとても不思議でした。

この方法は本当に最終手段です。

一個一個囲めば防御は完璧でしょう。ただ一番怖いのが、食料がなくなって、他の場所にうさぎが行き被害が拡大することです。

そうすると全ての小さな作物を囲わなければなりません。

中山間地域で農業をするとこのようなことが頻繁に起こるので本当に厄介です。

去年も鹿にやられて全く作物が成長しませんでした。1年無駄にした想いです。

他にも獣害対策を知っている方がいましたら、シェアしていただければ幸いです。

また何かこの方法の改善点があればぜひ教えていただきたいです!

スポンサーリンク

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA