野うさぎ獣害対策やり方は?榊も被害に遭う!?

1ヶ月を超える栗の収穫を終え、そろそろ出荷作業も終わりになってきたので、

本業の榊に取り掛かろうと農場へ行ったところ、

なんと榊が全く成長していないではありませんか!

という事態が本日発生して何でだろうと考えたんですが、

まあ獣害以外考えられなくて、ネットで周りを囲んでいたのに何故こんなことになってしまったんだととても悲しい1日でした。

栗に夢中になり、榊を放置してしまった僕の責任なんですが。。。

本題に戻ります。

今回は何と鹿ではなく、「野うさぎ」が犯人だったんですが、何故こんなことが起きてしまったのか、

対策の方法はあるのか等シェアできたらいいなと思います!

 

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野うさぎは鹿よりも厄介!

以前以下のような記事を書きました。

太陽光パネル鹿対策ネットを使う簡単な獣害対策の方法を紹介!

2021年7月25日

上記のように、僕は畑を農地転用して、太陽光パネルを設置しているため、

太陽光パネルの下に100本以上の榊を植え、獣害対策のため太陽光パネルの周りを網で囲いました。

もともと鹿の被害が僕の農場でも鹿による被害が多発していました。

榊は食べられ、最近は柑橘類がやられています。

そのため、このようなネットで太陽光パネル全体を囲っています。

このネットをしたことによって鹿の侵入は99%の確率で防げているはずです。

下の部分も止めていますが、力づくでくぐってきていたら話は別ですが。

なので、今回の犯人は鹿ではないと確信していました。

栗の収穫が終わり、オナモミが大量発生していたので草刈りをしていたとき、見つけてしまったのです。

野うさぎがネットの周りをウロウロしているのを。。。

じっとみてみると何とネットの中を入っていくではありませんか。

このサイズの網目の粗さだと、鹿対策にはバッチリですが、野うさぎは簡単に入ることができます。

むしろあってないようなものですね。

また野うさぎは体が小さいので、ネットを張っても、下の部分にたるみがあったり、隙間があると簡単に侵入を許してしまいます。

そのため鹿対策よりも綿密に対策しないといけない点が厄介なところです。

榊の被害は甚大

実はうさぎが榊を食べてしまうなんて知りませんでした。

いくつか事例をご紹介していきます。

全部食べられました。

葉っぱは食べられてしまい残っておらず、みきはかじられているのがわかりますね。

こちらも葉っぱが全てなくなっています。幹もかじられているのかな?

榊を植える時は必ず麻紐で支柱に固定するのですが、鹿に食べられた場合、ほとんどの場合この麻紐は噛みちぎられています。

しかし今回は、食べられてしまった榊についていた麻紐は全部切れていませんでした。

こちらの榊は1m近くあるんですが、上の部分の葉っぱは食べられておらず、

写真のように下の部分の葉っぱのみ食べられています。

これも鹿による被害にはなかったものです。鹿は1mくらいの榊だったら全体的に食べてしまいます。

こんな下のみを食べるなんてことはありませんでした。

こちらは葉っぱが全部落ちていました。これは食べられていないのかな?

このように野うさぎによる被害は基本的に葉っぱを食べられる、または幹をかじられるの2つでしょう。

しかし、大きく育っていたり、すでに植えてから時間が経っている榊は無事な傾向にあります。

狙われた榊は主に、小さくて、植えてからまだ日が浅い(〜数ヶ月ほど)でした。

野うさぎの獣害に対する対処法、対策の仕方

それでは野うさぎから農作物を守る方法をいくつかご紹介していきます!

この方法が100%正解というわけではありませんので、参考程度にみていただければ幸いです!

網目が細かいネットで覆う

上でも記載した通り、網目が粗いとうさぎが入ってしまう可能性が高まるので、

なるべく網目が細かいネットで農作物の周りを囲ってあげるといいでしょう。

このくらい細かければまず入ってくることはありません。

実際このネットは鹿対策で、農場の周りを全て囲んでいるのですが、

鹿に破られたこともなければ、うさぎに噛みちぎられたなんてことも今現在発生しておりません。

こちらは簡易の囲いでネットも粗いものを使用していますが、

このように支柱を四方に立て、ネットを結びつければ簡単に囲いを作ることが可能です。

でも農作物の量が多いと、支柱をたくさん使用するので、この方法は確実ですがコストがかかりそうです。

榊獣害対策のやり方!太陽光パネル下の榊を野うさぎから守る

2021年10月31日

実際に榊を囲う方法を試してみました!よろしければ上記の記事を参考にしてみてください。

ある程度育ててから植える

農作物をある程度成長させてから植えれば、それだけで被害を減らすことが可能だと思います。

野うさぎは本当に小さいので、背丈の高い農作物は食べることができません。

榊のような成長が遅い農作物を大きくなるまで、ポットで育てるのは大変ですが、

これも一つの手だと思います。

侵入経路を確認しその箇所を塞ぐ

これは一か八かの方法なのですが、うさぎの侵入経路を把握し、その場所をしっかり塞ぐことも有効だと思います。

本日見たうさぎは①の箇所から出てきて、太陽光パネルの下に侵入していました。

そして榊の被害が多いのは①の直線上に植えてある榊です。

奥の②の方に植えた榊は①に比べ被害が少ないです。

僕は野うさぎの博士じゃないので詳しいことはわからないのですが、野うさぎの行動範囲はかなり狭いのではないでしょうか。

しかし食べれるものを全て食べてしまったら、他の場所に移る可能性が高いので、しっかり侵入経路を探してそこを塞ぐことは重要ですね。

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注意点

野うさぎは小さくて本当に可愛い動物なので、飼ってみたいと思う方も多いと思いますが、

「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」という法律があり、

鳥でも動物でも、野生の生き物を捕獲して飼う場合は、行政からの許可が必要になります。

詳しくはこちらをご確認ください。

野うさぎを見つけたら、素手で触らず、農地から離れたところに返してあげるのがベストです。

野うさぎの獣害の対処法まとめ

いかがでしたでしょうか。

鹿だけかと思っていた獣害が、実はうさぎもだったなんて今でも信じられません。

前々からうさぎは農地の周りで見つけることがあったのですが、

まさか榊も食べるなんて知りませんでした。

榊を食べられては元も子もないため、早急に対処していきたいと思います!

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