キウイを綺麗に成長させるには、キウイを仕立てていく必要があります。
キウイは成長がとても早いので、個体差はありますが、植えてから数日くらいから蔦を伸ばしていきます。
キウイの仕立ては1年目、2年目がメインとなります。
今回はキウイを植えてから2年目までに行う仕立て方をご紹介していきます。
キウイを仕立てる時に必要な道具
キウイを仕立てるのに必要な道具は以下の通りです。
・トップジン
・園芸用の誘引結束機
・支柱
キウイの仕立てに必要なものは基本的に上記3点です。

誘引結束機はさまざまなタイプがありますが、こちらが僕が実際に使用している結束機です。
どんなものを使用しても構いません。

またトップジンは剪定した部分に塗ることにより、切り口からの病気等を防ぐことができる殺菌剤です。
剪定をした後は必ずトップジンを塗ることをおすすめします。

キウイの仕立て方1年目
それではこれからキウイの仕立て方をご紹介していきます。

まずキウイを植えます。
キウイを植えたら、写真のように支柱を根元にしっかり差し込み結束機を使ってキウイの苗を支柱に固定してください。

キウイはこのように何本も主幹から新芽を出し蔦が伸びていきます。
上の写真では2つの蔦が伸びているのがわかります。
キウイを仕立てるには主幹となる蔦が1本必要です。2本も3本も必要ありません。
2本以上蔦が伸びている場合は、一番成長がいい蔦を一本残し、後は切ってしまいましょう。

一本のみ蔦を残したら、支柱に結束機を使用して固定していきましょう。
この時蔦が支柱に巻き付いたりしないよう、一直線に伸ばして固定してください。

蔦が上まで伸びたら左でも右でもいいので、写真のように誘引します。

このように竹の棒や支柱を使って、誘引したい方向に伸ばしていきます。
1年目の成長は大体がこの程度となります。
上まで蔦を伸ばしたら右か左に誘引しそのまま誘引した先まで伸ばしていきます。
1年目の仕立て時の注意点
仕立てる時の注意点がいくつかあります。

キウイの蔦は成長していくと、写真のように支柱に巻きつきながら上に成長していきます。
巻き付いたまま放置すると、この形のまま主幹となってしまうので良くありません。

巻き付いてしまった蔦をまっすぐに伸ばし、結束機で固定していきましょう。
成長がいいキウイだと、3日ほどで大きく成長しまた支柱に巻き付いてしまいます。
なるべくまっすぐの状態で上まで伸ばして主幹にしたいため、2日か3日に1回はキウイの様子を見るようにしましょう。
2年目の仕立て方
まず1年目に伸びた蔦はそのまままっすぐ伸ばしていって大丈夫です。
主幹から出てきた新しい蔦も適切な場所に誘引していきます。
さて、キウイはY字に仕立てていくといいです。
1年目の時点でY字の半分が完成しています。2年目はY字にするために、もう一つの蔦を反対方向に誘引していく必要があります。

この写真では、1年目に右側方向へ誘引しています。
2年目に赤丸の箇所から新しい蔦が出てきたので、こちらの蔦を今度は左方向へ誘引していきます。

こんな感じで反対側も支柱を用いて同じように誘引していきます。

このように綺麗なY字に仕立てることができれば完璧です。
反対側の蔦を誘引する際、下すぎる箇所から誘引するのは避けましょう。
なるべく上の方から誘引する(1年目で誘引した時と同じ高さくらい)ことを心がけてください。
蔦がたくさん出てきてしまう場合、必ず剪定してください。基本的に誘引する蔦のみを残してください。
キウイの仕立て方まとめ
いかがでしたでしょうか。
キウイの仕立ては1年目、2年目が勝負です。
蔦は時間が経つとどんどん硬くなっていきます。蔦が柔らかいうちに誘引をするようにしましょう。
質問等あればコメントしてください。
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