キウイ根腐れ,立ち枯れ原因や復活する方法を試してみた

様々な種類のキウイを約30本ほど育てているのですが、

ある一部の箇所の育ち具合が悪く、中には立派に成長しているのに突然枯れてしまうという現象が起きています。

虫には十分注意していますし、見つけ次第すぐに対処し薬を塗るようにしています。

僕の農場ではキウイが害虫による被害で枯れているとは思えませんでした。

害虫以外で調べてみると「根腐れ」や「立ち枯れ」なんているのが出てくるのですが、

思い当たる節がなかったため、一度キウイ畑を調べてみることにしました。

今回は根腐れや立ち枯れが起こる原因や、枯れてしまっても復活するのかという点について

記事にしていこうと思います!

Masa
僕はキウイ農家や専門家ではないため、今回行ったことは調べたことをもとに考えた自己流です。こんな方法もあるんだなあという視点で見ていただけたら幸いです!

 

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キウイの立ち枯れや根腐れとは

農業を行っている方なら根腐れという言葉は何度も耳にしている言葉だと思うのですが、

僕は新米農家なので「立ち枯れ」という言葉は初めて聞きました。

立ち枯れとは一体どのような状況なのでしょうか。

キウイフルーツの立枯れは,梅雨の後半から初夏にかけて発生する。樹の生育は,発芽から新梢伸長と順調に発育していたものが,急に葉が萎凋して樹全体が枯死する。このような樹は,ほとんど根腐れを起こしており根冠も表皮が腐って容易に削げおちる
参照元:J-STAGE

要するに、しっかりと成長していたのに突然枯れてしまうということですね。

実際僕のキウイにもこれが起こりました。

植えてから1〜2年ほど経過したキウイが突然葉っぱが枯れ出し最終的には樹が腐ってしまいました。

根腐れはみなさんご存知の通り、水のやりすぎや土の状態による土壌の過湿により根っこが酸素不足に陥ってしまうことです。

それにより根っこが腐ってしまい(黒くなる)栄養を吸収することができなくなってしまいます。

根腐れや立ち枯れによる樹木の変化(被害例)

実際に僕のキウイも立ち枯れが起きてしまいました。

今回はいくつかその例をご紹介していきます。

雑草が多くて申し訳ないのですが・・・

植えた時期に違いがあれど、どうしても成長が遅く、キウイに元気がない場所が存在します。

こちらは植えてから3年目なんですが、元気なキウイは本当にとどまることを知らないのか

というくらい伸びていきます。

最初は個体差だと思ったのですが、そうではなかったのですね。

こちらが立ち枯れしてしまった4つのキウイの幹の様子です。

表面の皮が捲れてしまったり、触ると柔らかくなっていたり要は腐ってしまっています。

立ち枯れの概要と一致しますね。葉っぱが全て枯れてしまっているのは言うまでもありません。

ちなみに白い付着物は後ほど紹介しますが、樹皮を守るための薬です。腐ってしまっているので意味はありませんでしたが。

このような状態になると、そのまま育てるのは難しいでしょう。

根腐れや立ち枯れの原因

根腐れが原因で立ち枯れが起こるのか、立ち枯れの原因の病原菌も見つかっているようですが、

専門的すぎて病原菌のことはあまり理解していません。

原因といっても僕の農場で起きた立ち枯れ、根腐れの原因をご紹介していきます。

まず立ち枯れ、根腐れの一番の要因は「土」ということです。

もちろん農場の気候や環境によっても異なるでしょうが、要するに土が大事なのです。

農業の基本ですよね。

僕の農場は以前はお茶畑でした。「茶草場農法」という現在世界農業遺産にも登録されている方法を使用していたそうです。

リンクを貼りましたが、乾燥させたススキなのどを茶園の畝間に敷くという方法のようです。

ススキは10年〜20年ほどで土に還っていくようです。要するに腐って腐葉土のようになります。

僕の農場は代々お茶畑で、長年上記の農法が行われてきました。

上の画像を見ていただければわかるのですが、キウイを植えた場所は「土」というよりは、

ススキが堆肥化した粘土質の土でした。

もちろんキウイを植えた時は新しい土と堆肥を配合してしっかり植えているのですが、

根っこが伸びていくとどうしてもこの腐葉土層に面してしまいます。

腐葉土なので水捌けも悪く、土壌が常時湿っている状態でした。

繊細なキウイにとってこの土壌が合っていなかったということです。

ちなみにしっかりキウイが育っている場所の土壌も調べてみたのですが、

このように雨が降っていても土の中はある程度乾燥しています。

この土の違いが原因で起きたと僕は考えています。

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根腐れ、立ち枯れの対策

表皮が腐ってしまう立ち枯れの原因が「土」にあることがわかったので、現在できることは土壌改良のみです。

実際大きくなったキウイは根っこがかなり伸びてしまっているので、

全ての土壌を改良することは不可能です。

また市販の土も腐葉土や堆肥が入っているものが多く、どちらかといえば湿り気が多めの土が目につきます。

それではどのように土壌改良していくのかというと、

土が湿っていて保湿性が高い土なら、排水性が高い土に入れ替えてあげればいいのではないかと考えました。

そこで今回使用したのが「赤玉土」です。

今回使用したのは赤玉土の中粒です。

赤玉土の説明は今回省きますが、粒が大きいほど排水性を高めてくれます。

まずはキウイの周りの土を掘っていきます。この時根っこを切らないように気をつけてください。

あわせて、根っこの状態も確認しましょう。

根腐れで根っこが真っ黒になっていたらおそらく復活しないでしょう。

この根っこがおそらく正常な根っこの色だと思います。

根っこが黒くなっていても、ある程度正常な根っこが残っていたら、黒い部分を切断してしまいましょう。

穴を掘ったら赤玉土を入れていきます。

今回は記事用に小さな穴しか掘っていませんが、なるべく根っこが広がっている大きさと同じくらいの大きさの穴を掘り赤玉土を入れましょう。

赤玉土を入れ終えたら土と混ぜて、その土をかぶせてあげてください。

今回使用した赤玉土は中粒です。大きさを間違えないようにしましょう。

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一度枯れてしまったキウイは復活するのか

せっかく大きく育ったキウイが枯れてしまうと本当に悲しいです。

できることなら復活させてあげたいですよね。

今回も自己流ですが、実際に復活した例があるのでご紹介していきます。

土壌が合わず枯れてしまったキウイは、根っこがまだ生きていれば土壌がしっかりしている場所なら育つのではないかと考えました。

こんな草ボウボウですが、以前は畑として使用していた場所なので土壌はよく、

水捌けもいい場所なので、ここに枯れてしまったキウイを植えることにしました。

植え替え可能なキウイは以下の通りです。

・根っこが腐っていない(黒くなっていない)

・幹が腐っていない(簡単に折れてしまったり、表皮が柔らかくなってない)

・根っこがしっかり残っている

絶対条件としては、根っこが生きている、残っていることです。

また立ち枯れしてしまうと表皮が腐ってしまうのですが、発見が早ければ比較的下の部分は生きています。

そのため腐っている箇所を切り落としてください。

切り落とした箇所に、上でも記載の薬「トップジン」を塗ってください。

あとは普通に植えてください。

補足説明
堆肥や腐葉土等は混ぜ込まないでください。水も植えた直後のみで、なるべく水はあげないようにしましょう。完全に乾いたと思っても土の中が湿っている場合があります。気になる場合は少し土を掘ってみて、土の中も乾いているようなら水をあげてください。

実際このように生えてきたキウイもあります。

復活する可能性もあるので諦めないでください!

キウイの根腐れ、立ち枯れまとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は本当に自己流なので参考程度にしてください。

一番大切なことは土を調べることです。

あなたの畑の土はどのような状態なのか、湿り気等確かめてみましょう。

何か聞きたいことがあればいつてもコメントしてください!

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