キウイ剪定方法,冬に行うやり方を図解を交えて紹介!

キウイは成長がとても早い植物です。

1年目は個体によって様々ですが、2年目にもなると上にも横にもどんどん枝を張っていきます。

そのため剪定をしないと他のキウイの枝と接触してしまい日も当たらなく、風通しも悪くなってしまうため、

キウイを育てる環境としてはよくなくなります。

枝を放置しておくとアフロみたいにどんどん枝が盛り上がっていきます。

キウイの剪定はキウイの成長のためにもとても大切な作業です。

今回は冬に行うキウイの剪定方法を写真と合わせて説明していきます!

 

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キウイの剪定時期

キウイの剪定を行う時期は大きく分けて夏と冬です。

しかしキウイの剪定はがメインとなります。

キウイの剪定を冬に行う理由として、キウイの負担を減らすことができるからです。

キウイは落葉樹なので冬の間は休眠に入ります。そのため冬の間は成長しません。

しかし休眠が明けてからは上でも記載の通りとても成長が早いです。ということはそれだけ木全体に栄養が行き渡っているということです。

そのような状態で枝を切ってしまうと、切り口から樹液が出てきてしまい樹木が弱ってしまう原因となります。

そのため冬の剪定はとても大切になってきます。

僕はキウイの剪定は1月〜2月の中旬までに済ませてしまいます。

キウイの剪定方法(図解,写真付き)

それではキウイの剪定方法をポイント別に紹介していきます!

間引き剪定

まずは最も基本的な間引き剪定からです。

キウイ棚を自作した方はご理解いただけると思いますがこのようにエクセル線を張るとき、間隔を50〜60cmほどにしたと思います。(当サイトでも上記の間隔でのやり方を説明しております。)

詳しくはこちらをご覧ください。

ぶどう,キウイ棚ワイヤーの張り方,太さ,間隔等簡単なやり方を紹介!

2022年7月24日

これは日当たりと風通しの両方を確保するために行うのですが、キウイは枝という枝から従長枝が伸びていきますので、この50cmを維持するのが難しいです。

そのため冬の間に枝を間引いてこの間隔を作り出していきます。

例えばこのような感じに間引いていきます。

赤い線で引いた場所(付け根)から切り取ってください。

こんな感じになりました。

日光が当たりやすくなっているのがわかりますか?右端から飛び出ている枝も切ってしまってもいいかもしれません。

これも間引き剪定です。

左の写真の3本の枝をそのまま切ってしまいます。

 

補足説明
ポイントは枝と枝の感覚が50cm以上になるように邪魔な枝を間引いていきましょう。多少切りすぎても枝は生えてきますので、心配しなくても大丈夫です。

切り戻し剪定

切り戻し剪定はメインの枝(骨格枝)から突発枝が出ている場合のみに行います。

これは古い枝を新しい枝に更新するために行う作業です。植えてから数年程度のキウイならそこまでこの工程を気にする必要はないと思います。

虫食いにあったり、あまり元気がない枝の場合はキウイの年齢関係なく突発枝が出ていれば新しいものに更新してあげましょう。

例えばこのような場合です。

下の方は数年前から伸びている枝で、上の枝は新しいもので1年前に出てきた突発枝です。

下の古い枝は虫食い等はないのですが、上の新しい枝と比べカールしていたのでまっすぐ伸びている新しい枝に変えます。

切り戻し剪定を行うときは、このように古い枝を付け根から切るのではなく、付け根部分を残して先端部分のみを剪定します。

これが間引き剪定との違いです。

こんな感じで切り戻し剪定を行ってください。

主幹から上に伸びた枝の剪定

こんな感じで主幹から真上に伸びている枝は躊躇なく切ってください。

まず上に伸びた枝はメインの枝の日光を遮ります。そして実がなったとしても高すぎて取れないので、栄養の無駄遣いになります。

うまく誘引できるならいいですが、上に伸びてしまった枝は積極的に切り落としてください。

昨年実がついた枝

昨年実が成った枝は次の年実がなりません。

そのため昨年実がなった枝はなるべく切り落としてください。

こんな感じで実を切った箇所、ヘタ部分?が残っていればどこに実がなったのかわかりますので、それを目印に枝を根本から切り落としていきましょう。

ちなみに同じ枝でも実がならなかった箇所は切らなくて大丈夫です。実が成った箇所のみ切り落としましょう。

切り返し剪定

切り返し剪定は、上で説明した「間引き剪定」、「切り戻し剪定」で残した枝を切り詰めていく作業です。

例えばこちら。

従長枝を切り落としたので見た目も綺麗になりました。

しかしこの枝は結構な長さに成ってしまっているので、切り詰めていきます。

こんな感じで半分くらい切り詰めました。

切り詰めすぎると翌年実や葉が生えてこなくなってしまうので、ある程度残して切り詰めましょう。

補足説明
緑系のキウイより黄色系のキウイの方が成長が早いので切り詰める場合、黄色系のキウイは緑系のキウイよりも長めに切り詰めても大丈夫です。

あとはこんな感じで枝が捩れてしまった場所も切り詰めてあげましょう。

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キウイの剪定時に気をつけること

キウイの剪定を行ったら必ず切り口に薬や癒合剤を塗ってあげるようにしてください。

いくら休眠中と言っても、切り口から病気になってしまうこともありますしそこから枯れてしまうこともあります。

切り口が空気や虫に触れないように癒合剤を塗ってあげてください。

トップジンMペーストは値段も高くなく効果も抜群なのでおすすめです。

これまでこれを塗っていて剪定後問題があったことはありません。

キウイ剪定方法,冬に行うやり方まとめ

いかがでしたでしょうか。

キウイの剪定は必ず2月下旬までには済ませるようにしてください。

キウイの剪定は少しやりすぎてしまった程度で大丈夫です。どのみち翌年も多くの枝が生えてきますので。

剪定後は必ずトップジン等を塗ることを忘れないようにしてください!

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