榊の成長速度は?太陽光パネルの下は育ちにくい?現状を写真付きで紹介

太陽光パネルの普及により、太陽光パネルの収益を得つつ、

農業も行うという営農型太陽光発電というスタイルが全国的に広がっています。

また、今後も営農型太陽光発電をやってみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

実際に太陽光パネルを設置して、榊をその下に植えて〜という流れで営農型太陽光発電はやっていくのですが、

いつ榊が販売できるまでの大きさになるのか気になるところですよね。

僕の農場では現在太陽光パネルを設置して2年目になるのですが、榊はどのように成長しているのかをご紹介していきます!

また太陽光パネル下で榊を育てるメリット・デメリット等も合わせて説明できたらなと思います。

スポンサーリンク

太陽光パネル下の榊の成長速度

それでは早速ですが、太陽光パネル下の榊はどのような成長を遂げているのかをみていきましょう。

基本的に僕が太陽光パネルの下に植えた榊はこのくらいのサイズです。

写真では少し分かりにくいかもしれませんが、根っこや地中の中にある部分を含めないと約15cm〜20cmほどです。

太陽光パネルの下に植えた榊は、挿木から育てた榊なので、この大きさになるには3年〜4年ほど経っています。

もちろんお店で販売している榊の苗を植えてもいいですが、なぜ挿木の固体を植えたのかは以下で説明していきます。

植えてから約2年経過した榊

まずは太陽光パネルを設置してすぐに植えた榊をご紹介していきます。

こちらが植えてから枯れずに生き残っている榊の一部です。

上の写真と比較すると横に枝が伸びており、葉っぱも茂っているのが分かります。

個体差はありますが、上にも10〜30cmほど伸びている個体もあります。

この中には1年半くらいしか経っていないものもありますが、ご覧の通り榊の成長スピードはかなり遅いです。

まあ挿木から育てているということもあり小さく見えるかもしれませんが。そして個体差があることもはっきり分かりますね。

植えてから約1年経過した榊

夏の猛暑で枯れてしまったり、動物に食べられてしまったりと、さまざまな理由がありますが、

半分ほどの榊は一度植えたものを植え替えています。

冬を乗り越えて新芽がたくさん出てきていますね。

黄緑色の葉っぱが新芽で濃い緑の葉っぱが元からの葉っぱです。

見てわかるように新芽が生えてくることによって榊は大きくなっていきます。

1年での成長は見ての通り数cm〜15cmほどでしょうか。

どうも上に伸びるというよりは横に広がっている印象があるのですが、いかがでしょうか。

スポンサーリンク

太陽光パネル外で育てている榊

僕は榊農家なので、太陽光パネル以外の場所でも榊を育てています。

ここらへんに植えてある榊は植えてから3年ほどのものです。

平均的な大きさは1m50cmほどです。

ちなみにこちらに植えてある多くのものはお店から購入した個体になりますので、正直太陽光パネルに植えてある榊の比較対象にはならないかと思いますが。。。

ちなみにお店から買ったものは1m近くある個体が多かったです。

なのでまあ3年で5〜60cmの成長ということができます。

こちらの榊は僕の農場の中で一番大きいんですが、それでも4年でも2mあるかないかぐらいです。

もちろんこちらも挿木からではなく、購入したものです。

榊に限ったことではありませんが、本当に個体差があります。

同じ環境、同じタイミングで植えても成長速後は異なってきます。

また気温や日照時間等も関わってくるので一概に、1年で何cm伸びるということを言うのは本当に難しいことです。

スポンサーリンク

太陽光パネル下に榊を植える際のメリットデメリット

それでは太陽光パネル下に榊を植える際のメリットとデメリットをご紹介していきます。

【メリット】

・日が当たりすぎない(葉っぱが綺麗)

・山でなくても半日陰を作りやすい

【デメリット】

・太陽の光が当たらないと成長に支障が出る

・雨の日に水分をしっかり吸収できない

太陽光発電の下に榊を植える際のメリットデメリットは大きく分けると上の通りになります。

榊のベストの成育場所は半日陰です。太陽光パネルの遮光率にもよりますが、

榊の成長にベストの場所を作り出すことができます。

また榊のは太陽光を受けすぎると葉っぱが焼けてしまい赤くなってしまいますが、太陽光パネルの下でしたらその心配はありません。

またデメリットとしては、榊に必要十分な太陽光が当たらないとあまり成長しないことです。

僕の太陽光パネルの下の榊の成長速度を見ても、太陽の光がしっかり当たっている場所の成長は、日光があまり当たらない場所の榊に比べ、目に見えるほどの違いがあります。

榊の挿木のを選んだ理由

僕が太陽光パネル下に植える榊を挿木から育てた個体にした理由は以下の通りです。

・100%本榊のため

・根っこを十分に張らせるため

・葉っぱの色合いや見た目

お店で買う榊は本榊なのか姫榊なのかわからない場合があります。

お店で買った個体のうちいくつかは、姫榊の特徴をしたものがありました。

それを本榊として育て、発売するわけにはいかないため、100%本榊の自分の榊を使用しています。

またお店で買うと根っこまでしっかり確認することができないため、たまに根っこが何もない個体もあります。

しかし挿木からしっかり時間をかけて育てれば、根っこも十分に張ってくれるので、成長させやすい環境を作れます。

上記の理由から市販のものではなく、自分の榊を使用しているのですが、

榊の種類にこだわりがない場合は、お店の榊を利用しても全く問題ありません。

むしろお店の榊は大きいので、挿木よりも早く収穫することができるでしょう。

追記

2023年の榊の成長速度は平均して20cm〜40cmほどでした。

個体差や日当たり具合、場所によって異なりますが、上記の数字が100本の榊の平均的な成長となります。

植えたばかりより植えて2年ほど経ち根っこがしっかりと張っている状態の方が当たり前ですが成長は早いです。

大きいものは植えてから約4年で170cmほどまで成長しました。

太陽光パネル全体の平均もついに100cmを超えました。

日光があまり入らない太陽光パネル下ですが、榊はしっかり成長します。

詳しい成長スピード等は以下の記事で詳しくまとめていますので、合わせてご覧ください。

榊栽培太陽光パネル下で気をつける点,成長速度のレポート

2024年2月22日

榊の成長速度まとめ

いかがでしたでしょうか。

榊の成長速度は本当にゆっくりです。

営農型太陽光パネルで榊をやりたいと思っている方は、このことをしっかりと念頭に置いておきましょう。

おそらく2〜4年くらいで収穫できるまでになると思いますが、本当に個体によります。

まずは榊がしっかり成長できる環境を築いていきましょう。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA