榊の収穫時期は?収穫までに何年かかる？

ここ数年、営農型の太陽光パネルを設置しているのを多く目にしています。

営農型の太陽光パネルの設置に伴い、農作物を太陽光パネルの下で育てていかなければなりません。

生育可能な作物はたくさんあるのですが、中でも榊を育てる方が増えているように感じます。

営農型の太陽光パネルでは、将来的にはパネルの下で育てている作物を収穫・出荷していかなければなりません。

営農委員会にも作業計画等を提出しなければならないと思いますが、

いつから榊を収穫・出荷可能かというのは、やってみないとなかなか分かりにくいと思います。

今回は榊を植えてからどのくらいで収穫可能か、出荷の目安や成長具合を共有していければと思います！

植えた榊の大きさ

それでは成長具合を見ていく前に、どのような榊を最初に植えていったのかをご紹介していきます。

少し分かりにくいかもしれませんが、当農園では3つの榊を植えました。

植えた榊は全て本榊です。（真ん中の黄緑色の榊はちょっと種類が違うかも・・・）

写真の榊は購入してから時間が経っているので購入当初よりも大きさが異なっています。

1番左の榊は購入当初から1m近くありました。ネットで購入したものですが、お値段もなかなかのものでした。

真ん中の黄緑色の葉っぱをした榊も購入したものです。

こちらは値段も左の大きな榊の半分以下で大きさも大体40cmほどでした。

1番右の小さな榊は、所有する山に自生していた榊から挿し木をしたものです。

挿し木から育てていますので、植えた当初の大きさは大体20〜30cmほどでした。

上記３種類を当農園では100株以上育てています。

植えてから2年目の榊

こちらが植えてから2年ほど経った榊となります。

この榊は挿し木から育てたものなのでまだまだ小さいですが、全長は40cmほどとなっています。

生育条件にもよりますが、榊は1年で20〜40cmは成長するため順調に成長していると言えます。

しかしこのような小さな榊は売ることができません。

3年ほど経った榊

こちらも挿し木から育てた榊です。

植えてから3年ほど経過しています。大きさも個体差はありますが、1mほどまで成長しました。

上だけではなく横にも少しずつ広がってきました。

しかしこの時点でまだ売ることはできません。

4〜5年経過した榊

こちらが植えてから4〜5年ほど経った榊たちです。

全て挿し木から育てていますが、大きさは大きいもので2mほどまで成長しました。

小さいものでも大体150cmほどまで大きくなっています。

2mほどの大きさになってきたらそろそろ出荷可能かなと言う感じです。

そもそも太陽光パネルがあるため、上に伸びるのは限界があります。

2mくらいまで伸びたら今度は横に伸ばすように切り詰めた方がいいでしょう。

こちらの写真の榊は太陽光パネル下ではないのですが、紹介していきます。

これらの榊は1番上の写真で言うと1番左の大きくて値段が高い榊の苗です。

日光が太陽光パネル下よりも当たるので、植えてから5年ほど経ちますが、

大きさはもうすぐ3mまでになろうとしています。

横にも大きくなっていますのでこれくらいになれば収穫可能でしょう。

榊の収穫時期はいつなのか

上記の点を踏まえると、結局は植えた時の榊の大きさが起因しますが、

太陽光パネルの下で育てられてた榊は植えてから6年から7年ほどかかると予測できます。

太陽光パネル下は太陽光が遮られるため、いくら半日陰が好きな榊だからといっても成長が遅くなります。

しかし太陽光パネル下ではない場所で生育された榊は、日光を十分に浴びることができるため、

約5年から6年ほどで収穫可能となります。

こちら写真でもわかるように、やはり日光があった方が生育が早いです。

僕の農場では高さ2mほど、横幅も2mほどまで育った榊は収穫可能としています。

上にだけ伸びている榊は使えるところが少ないため、横にもしっかりと広がっている榊のみ収穫しています。

榊の収穫時期まとめ

いかがでしたでしょうか。

榊が収穫できるまでは約5〜7年ほどかかります。

営農型の太陽光パネルで榊を育てる場合は、上記の点をしっかり考慮して事業計画を立てる必要があります。

高さだけではなく、横幅も気に留めて収穫時期を考えてみてください。

もし榊の苗がもっと欲しいという方は当農園の榊の苗を購入してみてはいかがでしょうか。

100％本榊となっていますので、通販のようにヒサカキをつかまされることもありません。

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