榊苗木を山へ植え替えする方法や注意点を紹介!

榊は暑さにも強く、ある程度の寒さなら耐えることができる強い樹木です。

しかし、榊にも適した植える場所というのがあります。

それが半日陰と呼ばれる場所です。

榊を植える場所, 植えてはいけない場所は?日陰と日向で比較!

2021年7月18日

その理由は上記の記事の通りです。

この半日陰と呼ばれる絶好の場所が山の中なのです。今回は榊の苗木を山の中に植える方法やポイント等をご紹介していきます!

 

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榊の苗木を植え替える場所(山)

今回僕が榊を植える場所は以下のような場所です。

完全な山の中というわけではなく、少し山が開いている場所に植えていこうと思います。

このように大きな木々があるおかげて、一日中その下に日が当たることがなくなります。

榊は日に当たりすぎると葉っぱが赤くなってしまうため、このような半日陰に植える必要があるのです。

こちらに榊の苗木を植えていくのですが、見ての通り、雑草やら落ち葉やらが散乱している場所です。

定期的に草刈りをしていましたが、放置してたに等しい場所です。

榊の植え替えに必要なもの

榊の苗木の植え替えに必要な物は以下の通りです。

・くわ

・堆肥(牛糞を含んでいるタイプのもの)

・腐葉土

・(土)

堆肥と腐葉土は上のタイプのものを使用しています。

また上記で(土)と記載しましたが、山の中は砂利や石、根っこだらけの場合がほとんどで、土はとても硬いので、

場所によっては新たに土を加えてあげたほうがいいでしょう。

その土地の様子によって土を入れる入れないは判断しましょう。土が少なかったら迷わず新しい土を入れてあげてください。

土は基本的にどのようなタイプのものでも大丈夫です。僕はプランターの土を混ぜてます。

榊の苗木を山へ植え替えるやり方

それでは榊の苗木を山へ植え替える方法を説明していきます。

基本的には上の記事「榊の苗木の植え方」と一緒ですが、山への植え替えは多少異なる部分があるので、上の記事も参考にしつつ、こちらの植え方も参考にしてみてください!

上の写真の通り、このような場所に榊の苗木を植えていきます。

本当に落ち葉が溢れており、ススキや雑草が茂っていた場所です。

まずは雑草やら落ち葉やらをくわで除き、穴を掘っていきましょう。

見ての通り、穴を掘っていくと中には雑草やら木々の根っこがたくさんあります。

なるべく榊を植える場所の周りにある根っこは取り除いておきましょう。

穴は縦、横、深さそれぞれ30cmほど掘ってください。(榊の苗木の大きさによって異なる)

というのも、上記の通り、山の土はとても硬いです。さらに根っこが張り巡らされているため、

新たに植える榊の苗木の根っこの成長を阻害してしまう可能性があります。

そのため、榊の根っこの数倍サイズの穴をあらかじめ掘っておき、榊の苗木の根っこが伸びやすい環境を作りましょう。

穴を掘り終えたら、次に堆肥や腐葉土、土を入れていきます。

それぞれの量は穴の大きさや、土の量によって異なるためここでは省略します。

上記3点を入れたら元の土と共にしっかり混ぜ、ふかふかの土を作ってください。

今回はこのくらいの榊の苗木を植えていきます。こちらの榊は挿木から育てたもので、

挿木をしてから2年〜3年ほど経過したものです。

榊の苗木をポットから取り出し、穴の中に植えていきます。

植える前に少し窪みを作っておくと、うまく植え込むことができます。

あとは土をかぶせてあげ、軽く土を踏んで土を固めましょう。

植えた直後は必ず水をたくさんあげてください。特に雨の少ない時期は土が乾燥しており、植えた当初は水やりがとても重要になります。

水が少ないと、根っこと土が馴染まず、栄養が吸収できなくなり枯れてしまうこともあります。

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榊を山に植え替える際の注意点やデメリット

山の中に榊を植えるのは榊にとってもベストの条件ですが、環境が少しでも違うとそれが榊のデメリットともなりかねません。

まず、榊は半日陰を好むと上で記載しましたが、榊も植物ですので太陽の光は絶対に必要です。

また榊の葉っぱは太陽に当たり続けると焼けて赤くなってしまいますが、

逆に太陽の光が全くないと、病気になってしまい葉っぱに白い斑点が発生することもあります。

必ず植える場所が日に当たる時間があることを確認してください。

もう一つのデメリットとして、霜があります。

山間部は平地よりも気温が低く、冬になると霜が降りることが多々あります。

霜が降りると、最悪の場合榊が枯れてしまいます。霜は雑草も枯らしてしまうので、本当に厄介な存在です。

霜を防ぐための簡単な方法があります。それ上のように、枯れた草(上の写真はススキ)を榊の周り(根っこの上)に敷いてあげることです。

そうすることで、苗木の根っこ付近の土を霜から守ることができます。

とても簡単な方法ですが、とても効果的ですので、冬が近づいてきたらこのような対策をするようにしましょう。

最後に、山の中には絶対に動物がいます。

実は榊は鹿やウサギが食べることがあります。実際僕の農場でもそのような被害が続出しています。

真ん中だけ葉っぱがないのがわかりますか?ちょうどこの部分が鹿の頭の位置になります。

鹿の目撃情報はたくさんあり、このような真ん中だけ葉っぱがない榊がたくさんあるため、これは鹿による獣害であると考えています。

そのため山の中へ榊を植える場合は獣害対策も行う必要があります。

獣害対策は以下の記事でまとめているため、合わせてお読みください。簡単に設置でき、とても効果的なのでぜひ試してみてください!

獣害対策ネット簡単な方法,種類や張り方を紹介!

2022年4月7日

榊苗木を山へ植え替えする方法まとめ

いかがでしたでしょうか。

榊の苗木を山へ植える方法は基本的には平地へ植える時と変わりありません。

しかし、穴を大きめに掘るだったり、霜、獣害対策をする等異なることが多々あります。

しかし榊を植えるにはとても適している場所なので、ぜひ挑戦してみてください!

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