榊の植え方や育て方,苗木の植え付けの時期は?写真付きで工程を説明

榊は暑さに強く、1年中緑の葉っぱをつけているなど生命力溢れる植物です。

そんな榊でも植え方や植え付けの時期を間違えるとすぐに枯れてしまったり、うまく根が伸びず栄養を吸収できず、あまり成長しない個体が出てくる可能性があります。

今回は挿し木から育てた榊を使用して、実際に1から榊の植え方を説明していきます。

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榊の苗木・挿し木の植え付けの時期は?

榊の苗木(挿し木)の植え方を説明する前に、まずは榊の苗木や挿し木の植え付けの時期から説明していきます。

上記の通り、榊は暑さに強く、冬にも緑の葉っぱをつける植物です。

しかし榊(本榊)は寒さに弱く、以前は関東から以北では育つことができない植物でした。(おそらく現在も?)

そのため関東以北の地域では本榊の代わりに「ヒサカキ」を使用していました。

話が逸れました。

そのため榊を植えるときは絶対に寒い時期(特に12月〜2月)は避けたほうがいいでしょう。

また7月〜9月といった暑く雨があまり降らない時期は、水がすぐ蒸発してしまい、根がしっかり張る前に枯れてしまう恐れがあるため、避けたほうがいいです。

榊の植え付けは3月〜6月(5月は近年真夏日になるところもあるため注意が必要)または10月〜11月前半です。

ポイント
榊の苗木や挿し木を植える場合は、寒くなく、暑すぎない時期が適しています。

準備する道具

榊を植えるために必要な道具は以下の通りです。

・鍬
・支柱(180cm)
・ハンマー
・麻紐
・ハサミ

鍬はどのように使うのかは誰でもわかりますが、そのほかのものの使用用途は以下の「植え方」で一緒に紹介していきます。

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使用する肥料

 

僕が使用している肥料は上の2つです。

「バーク堆肥」、「腐葉土」のみ。

榊は、水はけと、水もちのバランスがよく、腐植質が多く含まれている土を好みます。

そのため堆肥と腐葉土は必須の条件になります。

肥料の量は上のように説明がありますが、僕はそこは適当にやっております(本当はしっかりやった方がいいです)

多すぎず、少なすぎず、元からある土を邪魔しないくらいの量をいつも入れています。

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榊の苗木・挿し木の植え方

それではさっそく本題の植え方についてご紹介していきます!

穴を掘る

ステップ1はまずは榊の苗を植えるための穴を掘ります。

植える場所は、日が当たりすぎず、陰すぎないいわゆる半日陰の場所に植えていきましょう。

僕はいつもこのくらい掘ります。もちろん個体差や根っこの張り方によって穴の大きさを変える必要はあります。

僕は必ず根っこが簡単に広がることができるように、大きな穴を掘り、土をほぐすようにしています。

また周りに雑草が生えていたら、土を掘る時に一緒に取ってしまいましょう。

肥料を入れる

穴を掘ってしっかり耕すことができたら、肥料を入れていきます。

肥料は上で説明した通りです。

(左:バーグ堆肥、右:腐葉土)

腐葉土、バーグ堆肥どちらを先に入れても大丈夫です。多すぎてず、少なすぎずで調整をしていきます。

2つ入れたら耕した時に出た土と鍬を使ってよく混ぜていきます。偏りがないようにしましょう。

榊の苗木を植える

これで下準備は終了です。榊の苗を植えていきましょう。

今回植えるのがこちらの榊です。

挿し木から育てておよそ1年半〜2年くらいの榊です。立派に育っています。植える苗は元気な個体を選んであげましょう!

ポットから取り出します。しっかり根っこが張っていますね。

根っこが全て入るくらいの大きさに少し穴を掘って苗を植えます。

そのあとは土を十分にかぶせてあげましょう。

土を十分にかぶせたら、土を固めるために、榊の苗木の周りを踏んで固めていきます。

これで植え付けは完了です。

榊の挿し木のやり方についてはこちらでまとめてあるので、時間があればぜひ読んでみてください。

榊の挿し木方法は?時期や水の量は重要?榊の増やし方,育て方はとても簡単!

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榊の苗を植えつけるときは、必ず根っこを広げて植えるようにしましょう。ポットに入っていると、どうしてもポットの形に沿って根っこが伸び、絡まってしまっています。根っこを広げることで、より早く根がつくようになるのでおすすめです。

植えた苗を固定する

植え替えが終わったら次は苗を固定していきます。

ここで先ほど必要な道具で説明した道具を使用します。

支柱を根っこを傷つけない場所に突きさし、固定するためにハンマーで叩きましょう。

そして麻紐で上記の写真のように支柱と苗を固定します。

これは苗がまっすぐ育つように矯正する意味もありますが、僕の農場は風が強く、たまに折れてしまうことがあるため、固定をして折れるのを防ぐための役割もあります。

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また植える場所については上の記事で詳しく説明していますので、合わせてお読みいただけると幸いです。

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苗木を植えた後・育て方

苗を植えた後は、十分に水をあげるようにしましょう。

水をあげるのは植物のためだけではなく、土をしっかり馴染ませ、固める役割もあります。

また根がしっかり張るまでは、土が乾いたら水をあげるようにしてあげましょう。水が足りないとすぐ枯れてしまいます。植えてから半年〜1年くらいは水やりは注意して行いましょう。

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こちらの記事に挿し木からポットに植え替える方法を記載しています。

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またこちらでは榊に使用する肥料の種類、やり方を記事にしています。合わせてお読みください。

榊の苗木の植え方や育て方

いかがでしたでしょうか。

僕はこのやり方で何十本、何百本の榊を植えてきました。

もちろん個体差はあるし、植える時期も異なっているので、全部が全部元気に育っているわけではありませんが、9割5分はいまも元気に育っています。

榊は一度根がしっかり張ってしまえば、そこまでしっかりお世話をする必要はありません。ただ根っこが張る前に枯れてしまうことがほとんど(枯れてしまった榊はほとんどが植えてから1週間くらいでした。)です。

それまではしっかりお世話をしてあげましょう!

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