2023年の夏はとてつもなく暑いですね。
僕が住んでいる場所はあまり雨が降らず、土がカラカラになっています。
榊は暑さには比較的強いとこのブログでも何度も記載していますが、
35度を超える暑さは流石に堪えるようです。
地植えの場合はある程度耐えることができますが、鉢植えの場合はこの暑さで枯れてしまうことも多々あります。
この記事を見ている方も、鉢植えの榊の苗が萎れてきている、枯れそうという状況だと思います。
今回は、なぜ鉢植えの榊が枯れやすいの理由やその対処法をご紹介していきます!
Table of Contents
鉢植えの榊の苗が枯れやすい理由
鉢植えの榊の苗が、地植えの榊よりも枯れやすい理由は「土」と「水」に関係しています。
これは榊に限らず多くの植物に言えることですが、
鉢植えの場合、鉢やポットに土を入れることができる量は限られていますよね。
ほとんどの植物は地中に根を張っていくので、小さな鉢やポットの中では思うように根っこを伸ばすことができません。
逆に地植えの場合、土はいくらでもあるため、横や地中深くに根を張ることができます。
根を張ることができるということは、それだけ栄養や水分を吸収しやすいということです。
さらに水についてですが、水分は土の中に含まれていますよね。
地植えの場合は、雨が降れば雨が土に流れ込み保水性があるため毎日水やりを行う必要がありません。
植えたばかりの榊は地植え、鉢植えに限らず根がつくまで毎日水やりが必要です。
しかし鉢植えの場合、土に限りがあるので保水されません。
水をたくさんかけても、鉢やポットの穴から水が流れ出てしまいますよね。
これらの理由から、夏において鉢植えの榊は水不足に陥りやすく、そのため枯れそうになったり萎れたりしてしまいます。
枯れかけている榊の復活方法
枯れかけてしまった榊はもうダメかと思っているかもしれませんが、
榊はとても強い樹木なので完全に枯れていなければ復活させることができます。
今回はこちらの3本を見本に見ていきます。
こんな感じで葉っぱが丸まってきて下を向いていたり色が変わってきているものが対象です。
復活せる方法は以下の通りです。
水を大量にあげる
一番最初に行うのは水をあげることです。
萎れてしまっているのは、病気ではない限り水不足が原因です。
病気の場合、症例は上の記事にまとめてありますので、併せてお読みください。
こんな感じで夏場1日水をあげないと土はカラカラになってしまいます。
まず行うことは水をたくさんあげることです。
日陰に移す
榊が一番育ちやすいのが半日陰と呼ばれる場所です。
要するに1日中日光が当たっていない場所ということです。
正常な榊は反日影でもいいのですが、上のように萎れてしまっている榊は日に当てると余計に萎れてしまいます。
1〜2日ほど完全に日陰となる場所に移してあげてください。
その間も水やりを忘れないようにしてください。
鉢やポットを大きなものに変える
上記のやり方で復活しない場合は、おそらく榊の根っこと鉢の大きさがあっていないかもしれません。
鉢は大きければ大きい方がいいです。土もたくさん入れてあげてください。
鉢を大きなものに変えた後、上記のやり方を試してみてください。
またこのように、日頃の水掛けによって土が流れてしまい土が少なくなっている場合もあります。
鉢いっぱいまで土を入れてあげましょう。
枯れかけの榊は復活するのか
上記のやり方を実際に行ってみました。
嘘を教えるのは良くないですからね。
どうでしょうか。上の写真と同じ3本の榊です。
2日間上記2つのやり方を試してみた結果です。
いかがでしょうか。
丸まっていた葉っぱも正常に戻っていますね。
ここまで元に戻ればまた半日陰の場所に戻しても大丈夫です。逆にまだ枯れそうな葉っぱがある場合は、上記の方法を続けてみてください。
こちらの色が変わってしまった葉っぱは、丸まりはなくなりましたが、まだ葉っぱの色が戻りません。
葉っぱが枯れ落ちてしまい悲惨な姿になっているので、復活は難しいかもしれません。
鉢植えの榊の苗が枯れそうな時の対処法まとめ
いかがでしたでしょうか。
夏場は水やりが本当に大切となります。
特に鉢植えの場合は、日が当たるとすぐ土が乾いてしまいます。
理想としては、夏場は朝と夕方または夜の2回は水をかけるべきです。
大変でしょうが、大切な榊のためです!
コメントを残す