キウイ幹にひび割れ,亀裂が入る原因や対処法を紹介

キウイの亀裂

しっかり成長していたキウイの幹にいきなりひびが入るとびっくりしてしまいますよね。

キウイの幹にひび割れが起きる原因はいくつかありますが、

亀裂が多少入っただけでキウイが枯れてしまうことはありません。

しかし一番気をつけなければならないのが、

キウイが眠っている冬の間に起きるひび割れです。

今回はキウイの幹がひび割れしてしまう原因や対処法等をご紹介していきます。

(カミキリムシ等の害虫による被害は明確にわかるので今回は省略します。)

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キウイの幹にひび割れが起こる原因

キウイのひび割れ

キウイの幹にひび割れが入ってしまう原因は大きく分けて2つあります。

一つ目は「凍害」です。

キウイは落葉樹で冬の間は根が眠っているのになぜ凍害が起きるのか不思議ですよね。

凍害といっても寒いから起きるわけではなく、キウイの樹木内の水分の膨張が原因でひび割れが起こります。

水は凍って氷になると、体積が膨張するのはご存知の方も多いと思います。

植物も同じで、幹の中にある導管(水を運ぶ管)や形成層(新しい細胞を作る部分)の中で

水分が急激に凍ると、体積が膨張し逃げ場を失った水分が内側から細胞壁を突き破ります。

内側からの膨張圧に樹皮が耐えきれなくなり、縦方向にひびが入ります。

また凍害とは少し違いますが、「日焼け」も亀裂やひび割れが起こる原因となります。

冬の直射日光で幹の南側が高温になり、夜間に急冷されることで組織が壊死、

そこが乾燥して亀裂が生じることがあります。

2つ目の理由は「成長に伴う割れ」です。

キウイは成長がとても早く、即効性の肥料をあげたりすると、

内側の木質部が太くなるスピードに外側の樹皮が追いつけず、裂けてしまうことがあります。

この場合、枯れてしまうほど深くは割れず新しい皮が盛り上がって治ることが多いです。

上記の通り凍害によるひび割れはキウイの樹木自体が枯れてしまう原因にもなります。

凍害によるひび割れについて

凍害と聞くと真冬に発生するものと考えてしまいますが、

キウイの凍害の場合は真冬の寒さよりも初冬や少し暖かくなった春先の寒暖差が原因となります。

キウイ(特に緑系)の樹液の活動の開始は2月下旬から3月です。

また緑系特に香緑は休眠に入るタイミングが遅い特徴があります。

根は活動を再開または、活動中は大量の水を吸い上げます。

この時、幹の中は大量の水分を含んでいます。

村水分が夜間に放射冷却で気温が急激に低下すると、大量の樹液が一気に凍結、膨張し破裂を招きます。

もちろん植物も越冬するために細胞内に糖分などを蓄えて不凍液を保持していますが、

春先に水を吸い上げると、この濃度が薄まってしまい、より凍りやすくなります。

凍害によってひび割れが起こると、上記の通り導管が壊れてしまうと

水分や養分を上まで運ぶことができなくなってしまうので、

ひび割れより上は枯れてしまいます。

またそのひび割れから胴枯病やかいよう病といった病原菌が入り、

樹木全体が枯れてしまうという2次被害も発生してしまいます。

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凍害によりひびが入ってしまった場合の対処法

凍害によってキウイの幹にひびが入ってしまっても、すぐに枯れてしまうわけではありません。

しかし対処しなければいい方向には進みません。

キウイの幹にひび割れが見つかった場合は、すぐにトップジン等の薬を亀裂に塗ってください。

そうすれば胴枯病やかいよう病への感染を防ぐことができます。

次に導管が壊れてしまって亀裂部分より上が枯れていないかの判断です。

キウイの枯れた枝

少しわかりにくいですが、このように枝にしわ?のようなものがある場合、

すでに枯れてしまっている可能性が高いです。

少し切ってみて内部がまだ生きていたとしても、春先に新芽が出てくる可能性は低いです。

キウイの新芽

このようにひび割れの下部から新芽が出ているようでしたら、

思い切ってひび割れ部分を全て切り落とすことをお勧めします。

基本的に凍害にあってしまった部分は復活する可能性は低いです。

キウイは成長も早いので思い切り切ってしまった方が逆によく育つこともあります。

枯れたキウイの幹

ちなみに僕のキウイの場合(香緑)はひび割れをした上部分はこのように木質化しており、

すでに死んでいる状態でした。

切ったキウイ

というわけでせっかく棚の上まで成長していたキウイですが、ここまで短くしました。

剪定をしたが4月の上旬くらいでしたので、すでにキウイは活動を再開していました。

切り口からは地面から吸い上げた水分が溢れてきて、トップジンを塗っても流れてしまいます。

しかしこの水分は新芽が伸びてくれば止まりますので、切ってから1週間ほど時間をおいてから再度トップジンを塗るといいでしょう。

水分が出てきてもトップジンは必ず塗るようにしましょう。

キウイの新芽

4月中旬頃に新芽がここまで伸びてきました。

頭蓋を乗り切り1からまた育てていこうと思います。

しかしこのような一か八かのリスクを背負うより凍害を防ぐことが一番です。

凍害は急激な温度変化や、体内の養分、水分のバランスを整えることが重要になってきます。

物理的には、寒さが本格的になる前に藁や新聞紙等で幹を覆ったり、

白塗り剤を塗り、日中と夜の温度差をなるべく少なくするような対策が必要です。

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キウイ幹にひび割れ,亀裂が入る原因や対処法まとめ

いかがでしたでしょうか。

凍害が起きても慌てず今の状況をしっかり確認しましょう。

下の部分まで亀裂が入っていなければ、キウイは復活する可能性が高いです。

当農園ではゴールド系、レッド系のキウイも作っていますが、これまで凍害にあったことがありません。

特性上緑系のキウイが凍害に遭いやすいと思うので、緑系のキウイを育てている方はご注意ください!

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