ミニトマト土作り,配合を紹介!プランターで枯れる原因は土にあるかも

自宅でも気軽にできる家庭菜園。

特に夏は夏野菜を家庭菜園で育てる方も多いのではないでしょうか。

僕は農家ですが自宅では毎年、ミニトマト、なす、ピーマン、オクラなどを育てています。

今年も例年通り夏野菜を買ってきてプランターに植えたのですが、なぜかミニトマトだけ枯れてしまう事態が発生してしまいました。

2、3回植えたのですがなぜか萎れてしまいました。

何回も挑戦してもどうしてもこんな感じに元気がなくなってしまいます。

色々考えた結果、土が良くないという答えに辿り着きました。

というわけで、農家としての知恵を絞り今回は、自宅で簡単にできるプランター用のミニトマトの土の作り方を紹介していきます!

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ミニトマトの特徴

夏野菜の栽培は簡単だと思っている方はいませんか?

夏野菜は手軽に植えることができて、品質や大きさ等にこだわらないのであれば、比較的簡単に育てることが可能です。

しかし、それらの特徴を知らないとしっかり成育しません。

また夏野菜はその時の環境や気候が直に影響します。

ということで、まずはミニトマトの特徴から簡単に説明していきます。

日光の有無強い光を好む
湿度耐性弱い
成育適温25度〜28度
栽培時期6月中旬〜10月頃
通気性の有無風通しが良い場所を好む
土壌酸度(pH)ph6.0~6.5

まとめると、

ミニトマトは日光を好み風通しが良い場所で育てるといいでしょう。

また湿度耐性はあまりなく、乾燥に強い植物なので雨には注意しましょう。

簡単にいうと上記のようになります。

上記の点をしっかり覚えておけば、ミニトマトの栽培で困ることはないでしょう!

ミニトマトの植え付けで必要なもの

ミニトマトの植え付けで必要なものは以下の通りです。

・ミニトマトの苗

・市販の土

・赤玉土

・堆肥

・支柱

・わらなど

市販の土は正直買っても買わなくてもどちらでも大丈夫です。

むしろ買わない方がいい場合もあります。ご自宅に使用していない普通の土がある場合は、そちらを利用してください。

赤玉土は排水性を良くするために使用します。

赤玉土にはいくつか種類があるのですが、今回使用するのは中粒の赤玉土です。

大きい粒から小さい粒までありますので、間違えないようにしてくださいね。

わらなどと記載しましたが、その使い方は後ほど説明していきます!

プランターで育てるミニトマトの土づくり

それでは本題に入っていきましょう。

ミニトマトの土作り・配合についてですが、今回はプランターを利用することを前提とします。

土の状態の確認

まずは購入した土、元々あった土に関わらず土の状態を確認してください。

僕の場合は市販の土があったので市販の土を使用しました。

この土で2、3回ミニトマトを育てたのですが、短期間で枯れてしまいました。

ミニトマトを引っこ抜いて掘ってみて分かったのですが、写真のように結構土が湿っていました。

軒下に置いてあり、水かけもあまりせず、太陽光もよく当たっていたので乾いているはずですが、ここまで湿り気があって驚いています。

おそらくこれが枯れる原因だったのでしょう。

僕のこれまでの経験だと市販の土はあまり水捌けがいいとはいえません。

プランターに半分ほど土を入れて赤玉土を入れる

プランターを用意したら土をプランターの半分くらいまで入れます。

土を入れたら赤玉土を入れていきます。

土と赤玉土の割合としては湿り気が強い土の場合は土:赤玉土=7;3、湿り気が弱い土は8;2程でいいでしょう。

市販の土の場合はすでに赤玉土等が入っており排水性が良いと謳っている商品もありますが、

ミニトマト栽培ではそれでは足りないので、赤玉土を入れてあげましょう。

市販の土の場合は7;3くらいがちょうどいいと思います。

補足説明
赤玉土がないという場合は砂利で代用しても大丈夫です!

堆肥を入れる

基本的に市販の土には堆肥が入っているので、たくさん入れる必要はありません。

というのもミニトマトは野生に近いので普通のトマトよりも丈夫で草勢が強く育ちます。

そのため肥料は少なくてもしっかり育ちます。

また植え付けの時元肥を多くしすぎると、栄養過多になり草や茎ばかり成長して実ができないこともあります。

そのため植え付けの時、市販の土を使用する場合はすでに堆肥が混ぜ込まれているので、堆肥等必要ありません。

土を自作する場合は、土;赤玉土;堆肥=6;3;1ほどの割合で大丈夫です。

堆肥を混ぜ込んだらしっかり混ぜましょう。

土を入れトマトを植え付ける

土と赤玉土、堆肥を混ぜ合わせたらこのような状態になると思います。

その上から土を入れていきます。

こんな感じで肥料も赤玉土も入っていない土を自作した土の上に入れました。

なるべくミニトマトの根っこに堆肥が入った土が触れないようにしたいからです。

これである程度栄養過多を防ぐこともできます。

あとは、ミニトマトの苗をこの土の層に植えていくだけです。

植え付けが終わったら支柱を挿してミニトマトをさせてあげましょう。

わら等を敷く

よくミニトマトの栽培のやり方を見ていると藁を敷くという文言を見ることも多いと思います。

藁しかダメなの?と思うかもしれませんが、実はススキでも代用可能です。

一般家庭で藁なんて誰が持っているのでしょうか・・・

藁等を敷く効果として以下のものが挙げられます。

・泥はね防止→病気への感染を防ぐ役割

・乾燥を抑制→太陽光が直接土に当たらないので土の乾燥を防ぐことができる

・排水性が良くなる→藁等を引くことで雨が土の中に入るのを防ぐため排水を促す効果がある

実は土の中には多くの細菌がいます。

雨や水掛け時に泥が跳ねて葉っぱ等に着くと、病気の原因にもなりかねません。

そのため藁等を敷くことで病気を防ぐことに繋がります。

上のような理由から藁を敷くことはとても重要なのですが、これが藁である必要はありません。

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ミニトマトの栽培での注意事項

石灰を入れる必要性

上でミニトマトが好む土壌はpH6.0~6.5というアルカリ性寄りの土と記載しました。

日本の土は基本的には酸性寄りなので、石灰等を混ぜる必要があるのですが、

市販の土の場合、すでにpHは調整されているのでわざわざ石灰を入れる必要はありません。

また強酸性でない限り、自宅で育てるくらいなら石灰等を使用することもないでしょう。

ミニトマトの栽培場所

ミニトマトは風通しがよく、雨が当たらない場所で育ててください。

ミニトマトは過湿を嫌います。

通気性が良く雨が直接当たらない場所を探して育ててあげてください。

追肥について

肥料についてですが、植え付けてから2週間ほどは肥料はあげないようにしましょう。

水やりの頻度

水やりをやる目安として、ミニトマトの葉っぱが少し下を向いてきたかな?と思ったら水をあげてください。

特に梅雨の時期はジメジメしていて、気温は高いですが湿度も高いので水やりは毎日行う必要はありません。

水をあげすぎると逆に枯れてしまいます。

土ではなく葉っぱに注目するようにしましょう。

ミニトマト土作り,配合まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はミニトマトの土づくりをメインに紹介しました。

市販の土を使用する場合は、排水性が十分ではないので必ず赤玉土等を入れて調整してあげてください。

一緒に家庭菜園を楽しみましょう!

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