キウイカイガラムシ防除,キングマシンの消毒時期,やり方を紹介!

キウイを育て始めて2023年で3年目となります。

キウイを植えた農場はそこまで広くはありませんが、50株ほど植えているのでしっかりとしたキウイ園となっています。

さて、50株もあるとどうしても中には枯れてしまう個体も出てきます。

キウイが枯れる原因は多くありますが、ほとんどが病気や虫によるものです。

僕のキウイ園ではカミキリムシの被害が多発しています。

またキウイや柑橘系にカイガラムシが付着しているのを何度も目撃しました。

カミキリムシの防除の時期は今ではないので、今回は初めてカイガラムシの防除に挑戦してみました。

使用した消毒液や必要な道具、やり方等をご紹介していきます!

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カイガラムシを防除する理由

キウイや柑橘系、桃、りんごなど様々なものに付着するカイガラムシ。

白い塊が樹木に付着しているのを目撃した方もあるかもしれませんが、それらがカイガラムシです。

写真の白い物体がカイガラムシです。

カイガラムシは、樹木に寄生し細長い口の針を樹木等に差し込み養分吸汁します。

カイガラムシは手で簡単に剥がせるのですが、数が多くなると新芽の出方が悪くなってしまったり、

枝枯れを起こしてしまうことがあります。

また写真のようにカイガラムシの排泄物が葉っぱの上に付着しやすく、これが原因ですす病が発生しやすくなります。

カイガラムシの博士ではないので詳しいことはわからないのですが、

カイガラムシが付着していてもいいことは一つもないことはわかりますよね。

キウイも例外ではありません。最悪の場合果実まで影響を及ぼすので必ず対処したい問題です。

詳しくはこちらのサイトを参考にしてみてください。

カイガラムシ防除に必要な道具

それではカイガラムシを防除するのに必要な道具を紹介していきます。

・噴霧器

・消毒液(キング95マシン油乳剤)

・水

・マスク、サングラス、手袋

今回は噴霧器を使用して薬の噴霧を行います。

大きさは規模によって異なるので、ご自身の農園に合わせた噴霧器をご用意してください。

ちなみに左側が3Lで右側が14Lの噴霧器となります。

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一応マシン油ですので、吸い込んでしまうと体調を崩してしまう可能性もあるので、

必ずマスクやサングラス、手袋等を使用するようにしてください。

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キング95マシン油乳剤

今回使用する消毒薬、はキング95マシン油乳剤というものです。

「マシン油」ということで油が入っているのは一目瞭然なのですが、なぜマシン油を使用するかというと、

油でカイガラムシの体をコーティングし、窒息死させることができます。

農薬を使用し続けるとその農薬に抵抗を持った個体が出てくることがありますが、

古典的な方法ですが、物理的に窒息させることにより抵抗性を持たせないで処理することが可能です。

またマシン油は化学物質は使用されていないので、農薬よりも安全です。

またこのマシン油がキウイと相性がいいです。

基本的にカイガラムシへのマシン油の使用は冬または春です。

マシン油は虫を窒息させると同様に、樹木も一定期間窒息させてしまいます。

植物も生きているのでもちろん呼吸をします。冬の寒い時期に柑橘系のような常緑樹にマシン油をかけると、

落葉してしまう可能性があります。(ちなみに上の商品は落葉を助長するような効果はないとのことです)

しかしキウイは冬の間は休眠期に入るので、このような心配をする必要ありません。

というわけで今回は、農薬よりも安全でキウイと相性の良いマシン油を使用していきたいと思います!

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キング95マシン油乳剤の使用方法と注意点

マシン油は商品によって希釈倍数が変わってきます。

「キング95マシン油乳剤」の希釈倍数は落葉果樹の場合、

16倍〜24倍です。

休眠期間中での散布になるので比較的濃度が濃い目です。

今回僕は初めて使用するということで24倍で行いました。

希釈倍数が決まったら水のと共に混ぜ合わせ噴霧器で噴霧していきます。

噴霧をする際は、樹木全体(虫全体)にかかるようにしてください。

上記の通り「窒息」が主な目標です。散布量が少ないと完全に窒息させることができず、越冬し来年また被害が出てしまう可能性があります。

注意点
・散布は日中を避け朝夕の涼しい時に散布する
→冬の場合は大丈夫だが、薬害が起きる可能性があるため

・晴天が続く時に散布する
→雨により効果が低下することがあるため

・樹木が弱っている場合には散布しない

キウイへのマシン油散布は完璧に落葉する12月に行うようにしましょう。

または必ず新芽の発芽前に散布するようにしてください。

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キウイのカイガラムシ防除のやり方まとめ

いかがでしたでしょうか。

キウイのカイガラムシの防除は12月中にマシン油を散布してあげましょう。

冬の間にカイガラムシをしっかり防除できれば、少なくとも新芽が出てくる春には駆除できているはずです。

1個1個しっかり散布するのは大変かもしれませんが、

大切なキウイをしっかり守っていきましょう!

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