前回の記事でなぜソーラーシェアリング (営農型太陽光発電)をする際、榊がその作物として適しているのかをご紹介しました。
今回は、僕自身も、太陽光パネルの下に約100本の榊を植え終えたところなので、
実際にどんな場所に植えたのか、植え方などをご説明していきます!
太陽光パネルの下に榊を植える場合には、いくつか気をつけなければならないことがありますので、共有できればなと思います。
Table of Contents
太陽光パネルの下に榊を植える際の注意点
ソーラーシェアリング で榊を扱いたい場合、
太陽光パネルの下に榊を植える際にいくつかの注意点があります。
これから記載する内容は太陽光パネルの数や遮光率、角度などによって変わってくるため、
自分の太陽光パネルを確認してからお試しください。
榊と榊の間を約3m離す
まずは太陽光パネルの下に植える榊をお互い約3mほど離して植えましょう。
こんな感じです。
赤い○は榊を植えた場所。黄色の矢印は距離です。
この黄色の矢印の箇所を約3m離しました。植えた榊同士は約3m離すようにしましょう。
というのもあまりに近すぎると、榊が成長した時に干渉してしまうため、生育に支障を来す恐れがあります。
榊は高さ2mくらいになると、両腕を広げたくらいの横幅になるため、
なるべく横の間隔はとって植えましょう。
大きくなるとこんな感じになってくるので、必ず上記の間隔で植えるようにしてください。
そもそも上に伸びるには限界があるので、横に広げてあげたほうが榊にとってもいいです。
太陽光パネルの骨組みに気をつけて植える
太陽光パネルを支えるための鉄骨(骨組み)は必ず取り付けなければなりません。
榊をたくさん植えたいからといって、この骨組みの下に榊を植えてしまうと、
榊を約1m80cmほどしか縦に伸ばすことができなくて、収穫量が減ってしまいます。
榊は太陽光パネルがあっても2〜3mくらいは成長可能です。たかが20cmですが、20cmあれば何本も出荷できるほどの量です。
数十cmずらすだけで、その20cmほ確保できるため、骨組みの下にはなるべく植えないようにしましょう。
太陽光パネルの支柱近くには植えない
これも上と同じ理由なんですが、太陽光パネルの支柱近くに植えてしまうと、榊を横に伸ばすことができなくなってしまいます。
太陽光パネルがある限り、高さには制限があります。そのため榊をどんどん横に伸ばしていくのが理想的です。
しかし、支柱の近くに植えてしまうと、横に伸びる時に邪魔になってしまいます。
ソーラーシェアリングで榊を植える場所
それでは上記の注意点を踏まえ、実際に僕が太陽光パネルの下に約100本の榊を植えた場所をご紹介していきます!
こちらは太陽光パネルの数が少ないので、20本ほどしか植えていません。
見にくいですが、緑の支柱が実際に榊を植えた場所です。
こんな感じで太陽光パネルの骨組みや支柱のそばには植えず、だいたい真ん中くらいに榊を植えました。
1枚(過積載のため2枚)の太陽光パネルの下にはジグザグに2本ほど植えています。
太陽光パネルの外側にも1列植えています。太陽光パネルの下に必ず植えなければならないわけではないため、日が当たらないギリギリの場所にも榊を植えています。
こちらの太陽光パネルの下は、各矢印の列に榊を植えています。
下から見るとこんな感じです。
基本的に縦は4〜6列植えています。(草刈りサボってすいません。。。)
中の様子です。緑の支柱が榊を植えた場所です。
こちらの場所には80本ほど榊を植えています。
榊はお互いが干渉しない場所で、太陽光パネルの骨組みにも当たらない場所に極力植えるようにしましょう。
無理をしてたくさん植えても後々後悔するだけです。
榊の植え方や育て方については上の記事で説明してあります。
ソーラーシェアリングで榊を植える場所まとめ
いかがでしたでしょうか。
榊を植えるべき場所は、ソーラーパネルの数にかかわらず上記の方法でお試しください。
ソーラーパネルの外に植える場合は、日が当たりすぎないかをしっかり確認した上で植えるようにしてください。
榊は日を受けすぎると葉っぱが焼けて赤くなり、売り物にできない状態になってしまいます。
榊は必ず影ができる場所に植えてくださいね。
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