僕は榊農家ですが、シキミも一緒に多少栽培しています。
シキミは実に毒があったり、葉っぱも独特な匂いがするので榊よりも獣害に遭う危険性は少ないです。
成長も榊よりも早いので正直榊よりも栽培が簡単です。
じゃあなんでシキミ栽培をしないのかという話ですが、その話は置いといて・・・
シキミは仏教関係でよく使用されるので、仏教信者が多い日本では重宝されています。
そんなシキミですが、ビジネスをする上でどうなのか、実際に儲かるのか等
僕の体験や個人的な感想・経験からご紹介していこうと思います!
Table of Contents
シキミ栽培は儲かるのか
僕は榊農家なのでシキミ栽培が儲かるのかというのは確実にはわかりませんが、
榊もシキミもビジネスモデルや対象は似ていると思っています。販売対象が仏教か神道かの違いのみだと思っています。
個人的に宗教関係のビジネスというのは、今後もなくならないのではないでしょうか。
日本は信仰心が薄いと言われていますが、ご自宅に仏壇や神棚がある方は多いのではないでしょうか。
またお盆にはお墓参りに行きますよね。
そんな日本でのシキミビジネスはまだまだ見込みがあると思います。
儲かるか儲からないかは正直わかりません!
個人の努力もありますし、販路探しだったりシキミに適した栽培地だったり、環境と努力が大事になってきます。
必ず成功するビジネスなんて怪しすぎますからね。僕は絶対に儲かるなんてここでは言いません。
ただ僕が言いたいのは、ビジネスチャンスはあるということです。
野菜や果物もいいですが、参入場所がありますか?長年続けてきた農家さんに勝つ見込みはありますか?
野菜農家さんや果物農家さんはすでにたくさんいますが、それに比べシキミ農家さんは少ないです。
昨今、脱サラして農家になりたい、移住して農業をしたいという方が増えています。
そのような新規参入したい方にはもってこいの作物だと思います。
シキミの販売経路
シキミの販路は基本的にはJAや生花店になるかと思います。
僕がシキミを出荷したのはJAのみです。
僕がおすすめするのはJAなんですが、JAでは自分で販売価格を設定できますし、販売手数料もそこまで高くありません。
またこれは僕が卸しているJ Aのみかもしれませんが、品質が良ければ東京市場に紹介してくれるということでした。
確か太田市場だったと思うのですが、夢があると思いませんか?
実際僕が卸しているJAにはシキミ農家さんもいるのですが、その方は東京市場にも出しているということでした。
東京市場に出すには、規定もあり質が良くないと出すことはできませんが、
しっかりしたシキミを育てれば可能性はあります!
シキミ栽培の年収
シキミ栽培の年収は、どのくらい出荷するかによって変わってきますよね。
僕が出荷した時の単価としては200円〜300円ほどでした。
時期や、競合他社の出荷状況、お客さんの量によっても異なりますが、値段は概ね上記の通りです。
お盆の時期は出せばすぐになくなってしまうので、値段設定は強気でも大丈夫でした。
お盆の時期は状況が異なるのですが、僕の場合JAのみの出荷で大体月に1〜3万円程度です。
というのも、シキミはほとんど出荷していないのでこの値段となっています。
出荷していたのは週に1度のみです。卸しているJAの出荷状況を見て、シキミがなかったら出し、他社さんが出していたら出さないという形で出荷していました。
僕的には副業感覚でやっていたのでこの程度ですが、本業の方はもっと稼いでいると思います。
またJAのみではなく、出荷先を増やせばその分収入は増えますよね。
結局は個人の努力次第で収入は増やすことができます。
シキミ栽培儲かるのかのまとめ
いかがでしたでしょうか。
フワッとした内容でしたが、少しでもシキミ栽培に興味がある方の参考になればと思います。
僕がこの記事で言いたいことは、シキミ栽培には希望があるということです。
農家になりたいけど何をやったらいいかわからないという方にはピッタリだと思います。
ただ、農業を始めるにはその土地や環境にあった作物を栽培したり、ニーズ調査をする必要があります。
この記事を鵜呑みにしてシキミ栽培はいいんだ!と安直に考えないでください!
コメントを残す