本榊とヒサカキの違い,見分け方を解説

神棚にお供えする榊。神社でも拝見することがあるかと思います。

深緑で光沢あり美しい葉を年中付けることからとても縁起がいい植物として知られています。

さてそんな榊ですが、実は本榊とヒサカキがあることをご存知でしょうか。

違いを知らないと瓜二つなため、お花屋さんやネットショップなどで榊や榊の苗を購入する時、

本当は本榊が欲しかったのに実はヒサカキだった!なんてこともあるようです。

今回は本榊とヒサカキの簡単な見分け方を写真付きで紹介していきます。

スポンサーリンク

本榊とヒサカキの特徴

【ヒサカキの特徴】

・科、属:モッコク科ヒサカキ属

・生息地:全国的に生息

・樹高:4m〜7m

・花期:3月〜4月頃

・果期:10月〜12月頃

参照元:ウィキペディア

【本榊の特徴】

・科、属:モッコク科サカキ属

・生息地:比較的温暖な地域(本州の茨城県、石川県以西、四国、九州、沖縄等)

・樹高:12mほどに成長する

・花期:6月〜7月頃

・果期:10月〜11月頃

参照元:ウィキペディア

まず1番の違いは生息地にあります。

本榊はヒサカキと比べ耐寒性がないため、東北地方等では生息することができません。

ヒサカキは耐寒性があり、寒い地域でも枯れることがないため本榊の代わりに使用されてきたという歴史があります。

花期や果期等多少の違いはあります。樹高も本榊の方が大きくなるようです。

本榊とヒサカキの葉っぱの違い

さて上記の点を理解したところで、本榊とヒサカキを見分けることはできません。

本榊とヒサカキの1番の違いは「葉っぱ」にあります。

上記の写真を見比べてみてください。

どちらかが本榊でどちらかがヒサカキです。

正解は左側が本榊で右側がヒサカキです。

注意
カキの葉が赤くなっていますが、こちらは日光に当たりすぎたためです。本榊でも起こりうることなのでこの赤みは違いにはなりません。

もう一枚の写真を見ていきましょう。

左が本榊で右がヒサカキです。

本榊とヒサカキの大きな違いは葉っぱにギザギザがあるかないかとなります。

このギザギザのことを鋸歯といいます。

このギザギザがある方がヒサカキ、ギザギザがないものが本榊です。

実際に手に取って榊を見た時にこの違いに気づくことができれば、本榊とヒサカキを見分けることができるはずです。

また葉っぱの大きさも異なります。

本榊の葉っぱの大きさは大きいもので約6cm〜10cmほど、それ以上にもなりますが、ヒサカキの葉っぱの大きさは約3cm〜8cmと本榊と比べて小さいのが特徴です。

またこれは個人的な意見となりますが、本榊はヒサカキと比べ葉っぱに艶があり綺麗な深緑色をしている印象です。

新芽の様子を比べてみました。

左がヒサカキ、右が本榊となります。

新芽の状態だとヒサカキの鋸歯はそれほど目立ちませんね。

しかし葉っぱの形がすでに異なっているのが分かりますか?本榊よりヒサカキの方が細長い形状をしています。

結論としては成長した葉っぱを見るのが一番分かりやすいです。

鋸歯の有無ですぐに見分けることができるので、試してみてください。

スポンサーリンク

本榊とヒサカキの違いまとめ

いかがでしたでしょうか。

ネットショッピングなので榊の苗を購入する際はお気をつけください。

本榊と謳ってヒサカキを扱っているお店も存在します。

当サイトでは当農園で育てている本榊の苗を販売しております。

100%本榊なので安心してご購入いただけます。

もし興味がありましたら以下のページも併せてご確認ください。

榊の苗の販売

2023年3月2日
スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA