榊を植える場所, 植えてはいけない場所は?日陰と日向で比較!

榊を植える時に一番気を付けたいことは、日光がどれくらい榊に当たるのかということです。

榊は半日陰の場所に植えて育てるのがベストとされていますが、

なかな半日陰の環境を見つけたり、作り出すのはとても難しいですよね。

山の中ならともかく、基本的に榊は平地に植えないと、収穫が大変になります。

今回は実際に、日向、完全に日陰、半日陰の場所に植えてある、または自生している榊がどのような状態になっているのかを比較してみて、日光はどの程度から榊に影響を与えるのか、

また太陽の光が当たらない榊はどうなってしまうのか、など3箇所のメリットやデメリットなどをお伝えできたらなと思います。

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日向に植えた榊

それではまずは日向に植えた榊はどうなるのか見ていきましょう。

ここでの条件は、太陽が昇って、日が落ちるまでは基本的には日光が榊に当たっている状態です。

もちろん冬や夏では太陽の高さは違うので誤差はあります。(冬は数時間しか日光は当たっていませんが、夏はずっと当たっています)

これは僕の農場の一部です。陰が全くない状態です。基本的に日が落ちるまでこの状態が続きますが、写真の右側には杉林があるため、冬の太陽の位置が低い時は、陰ができます。

夏の間は影は全くできません。

榊を植える場所は半日陰がベストと言われてる中、こんなところで榊を植えてしまうとどうなってしまうのでしょう。

何本かの榊をみていきましょう。

こちらの榊はこの場所に植えて3年ほど経ちます。見た目はそんなに悪くないですね。

葉っぱも綺麗な緑色で、虫に喰われている箇所や病気になっているところは見受けられません。とてもきれいな榊です。

こちらも葉っぱ自体はとてもきれいです。細い枝が少し赤みがかっているのが気になりますね。

こちらは少し葉っぱが赤くなっているのが気になります。赤い葉っぱは新芽もあるのですが、新芽ではない葉っぱも少し赤くなってしまっています。

こちらは完全にアウトですね。葉っぱは赤くなり、枝は真っ赤です。

榊は日光が強く当たりすぎると焼けてしまい、このように葉っぱや枝が赤くなってしまいます。

こうなってしまうと売り物としては売れなくなってしまいますし、焼けてしまった部分は、陰を作り日光から守ってあげないと元に戻りません。

Point
日向に植える場合、葉っぱはとても青々(緑)としており病気などはほとんどない状態ですが、個体よっては日光を受けすぎて、葉っぱや枝が焼けてしまい赤く変色してしまう可能性が高くなります。

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日陰に植えた(自生した)榊

次に日陰に植えた(自生した)榊を見ていきましょう。

ここは僕の山なんですが、杉の木がここまで大きなってしまって、場所によっては1日中夏も冬も日が当たりません。

しかしこんな中にも榊が自生しています。僕が植えたわけではありませんが、1日中日が当たらない場所に榊を植えるとどうなってしまうのかみていきましょう。

こちらの榊の枝には日光は一切当たっていません。(木漏れ日は時間によっては当たっているかもしれません)

わかりますか?葉っぱには白い斑点のようものが目立っています。

これなんてほとんどの葉っぱに白い斑点ができてしまっています。

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こちらの記事に榊の主な病気を記載したんですが、この白い斑点は「白藻病」という病気です。

白藻病は日光不足で発生する病気です。この病気によって榊が枯れることはありませんが、こんな斑点がついた榊は売ることはできません。

Point
日陰に榊を植えると日光不足により白藻病という病気になってしまう可能性が高い。

半日陰に植えた(自生した)榊

それでは半日陰に植えた(自生した)榊はどうなのでしょう。

こちらももちろん僕の山なので不法侵入とかはしていませんよ!

見てわかるように所々日があったていますが、陰になっている場所もありますね。太陽が動くと日が当たる場所も変わるので全く当たらないという場所は少ないと思います。

こちらに自生している榊を見ていきましょう。

どうでしょうか?

日が当たらないところは少し白い斑点ができていますが、それ以外の葉っぱは青々としており、枝も赤くなっているものはありません。(自生しているのため虫食いはご容赦ください)

日光が多少当たり、日陰もできるため赤くならず、白藻病にもあまりならないのが半日陰です。

このため榊を植えるベストの場所は半日陰と言われています。

実際に僕もこのような場所に榊をどんどん植樹しています。

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榊を植えてはいけない場所はどこ?

榊を絶対に植えてはいけない場所というのはほとんどありません。

榊は本当に強い樹木なので、様々な場所で成長することが可能です。

しかし、半日陰の場所がなく、日向か日陰の場所しか確保できない場合はどうしたらいいのか。

僕は日向が当たる場所に植えることをおすすめします。逆に完全に日陰の場所には植えてはいけないと考えています。

それは上の写真を見れば明らかではないでしょうか。

赤くなってしまった場所は、日光を遮れば元に戻ります。日光を防ぐ方法はいくらでもありますよね。

しかし白藻病になってしまった榊は日光を当てればよくなりますが、日陰のところに植えてしまったら、他の木を切る以外日光を入れる方法はありません。また、一回植えてしまって根がはった榊を抜いて、他の場所に移し替えるのは至難の技です。

そのため僕は絶対に完全に日陰の場所には絶対植えません。

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こちらでは榊の正しい植える場所や、寒さや暑さの耐久性などを記事にしました。もしよろしければ合わせてお読みください。

榊を植える場所、植えてはいけない場所のまとめ

いかがでしたでしょうか。

なかなか榊を植えるベストの場所は人工的に作られた場所にはありません。

しかし日光を遮るような対策をすれば、日向でもきれいな榊を育てることが可能です。

榊は暑さに強い樹木なので大丈夫です。しかし植えた直後は水をたっぷりあげてくださいね。

何かあればコメントしていただければお答えします。

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